高速通信ができることで有名なWiMAXですが、使用していると速度が遅いなぁと感じることもありますよね。
インターネットって速度が遅いと、すごくイライラするし調べ物ができないしで困りますよね!
そこで本ページでは、
何で速度が遅くなるの?
どうやったら速度が回復できるの?
についてお答えしていきます。
「遅いWiMAXにさようなら!」しちゃいましょう!
また記事後半でお伝えしていますが、2年以上前のルーターをお使いでしたら単純にルーターを最新のものに変更するだけでも、だいぶ速度アップできます。
今ご契約されている WiMAXを実質違約金ゼロで解約して、最新ルーターをゲットする方法も取り上げますのでぜひ最後までご覧ください。
さっそく見ていきましょう。
目次
遅い原因と解決策
ナオト
インターネット通信会社に12年勤める僕が、WiMAXの通信速度が遅い原因と解決策をご紹介します。
上から順によくあるケースです。
解決策もあわせてご紹介しますね ^ ^
WiMAXが遅い原因は、主に次の7つです。
- 速度制限 →まつ
- 昼12時、夜21時以降の混雑時間帯に利用している →時間をずらす
- いまだに旧WiMAXを利用 →解約・新規
- ルーターのパフォーマンス低下 →再起動
- ルーター設置場所が悪い →場所変更
- 障害発生 →障害有無を確認
- ルーターが古いから速度が遅い →無料で最新ルーターに変更
速度制限 →待つ
WiMAXを利用していて、夜18時以降に突然速度が遅くなったと感じたら、使いすぎによる「速度制限」を受けている可能性があります。
知らずのうちにファイルのバックアップをしたり、PCやスマホの自動アップデートが入ったりすると場合によっては、通信データが大量に流れるので速度制限がかかる場合があります。
WiMAXの速度制限仕様は、以下の通りです。
短期間に大量に通信した場合の速度制限仕様
WiMAX2+ | |
制限タイミング | 3日10GB 超過時 |
制限後の速度 | 1Mbps |
制限時間 | 翌日18〜26時まで |
対処方法 | 丸1日程度待つか、制限時間以外の時間帯でネットする |
※1Mbpsの速度は、YouTubeの標準画質の動画を正常に視聴できる程度の速度です。
Webサイト閲覧、SNS等も少し遅めですが問題なくできます。
残念ながら、この場合の対処方法は時間が過ぎるのを待つしかありません。
WiMAXでは、直近3日間で10GBのデータ量を超えた時だけ、その翌日の夜間に制限がかかるようになっています。
どうしてもネットが必要であれば、18〜26時の制限時間以外の時間にインターネットを利用するようにしましょう!
昼12時、夜21時以降の混雑時間帯に利用している →時間をずらす
WiMAXに限らず、日本のインターネットの利用は「お昼12〜13時」、「夜21時以降」に集中しています。
そのためWiMAXでもこの時間帯、速度が遅くなる場合があります。
スマホの通信でも同じことが起きていますね。
利用者が急増することによる一時的な混雑のため対処法は、時間をずらして使うなどするとよいでしょう。
なお、以下にWiMAXとワイモバイルの平日夜間の通信速度を調査した記事がありますので参考までお読みください。
いまだに旧WiMAXを利用 →解約・新規
WiMAXには、昔存在していた旧WiMAXと、現在の主流であるWiMAX2+の2種類の回線が存在します。
そして旧WiMAXを利用している場合、速度が著しく制限されているので(これはWiMAX側が意図的に制限しています)速度が遅いのです。
WiMAX 新旧回線の比較
WiMAX回線(旧) | WiMAX2+回線(新) | |
最大通信速度 | 13.3Mbps | 440Mbps |
通信制限 | 月間上限なし | 月間上限なし(ギガ放題プラン)、3日10GB制限あり |
通信エリア | 全国 | 全国(都市部を中心に拡大傾向) |
WiMAX(旧)回線は、WiMAXサービス当初は40Mbpsの速度を提供していました。
しかし、旧WiMAXでは2015年より速度を13.3Mbpsまで減速して提供しています。
2018年にはサービス終了する回線のため移行を促すため速度を絞っていると思われます。
今は「WiMAX2+」がスタンダードな回線になっています。
最新ルーターでは、「CA(キャリアアグリゲーション)」、「4×4MIMO(フォーバイフォーマイモ)」という高速通信化技術に対応しているので、WiMAX2+の回線性能をフルに活かしています。年々、スピードが向上するほど大きな進化をしていますよ!
もし、WiMAXからWiMAX2+に移行する場合は「解約」してから「新規契約」でWiMAX2+を契約した方が絶対にトクをします。
キャンペーン特典をもらうために、あえてプロバイダーを変更するのがコツです。
- 最新ルーターを無料で入手できる
- 月額料金が今よりも安くなる
- 新規契約特典(初期費用無料、月額料金の一定期間の割引など)を受けられる
例えば、WiMAX2+のプロバイダーで一番人気の「ブロードワイマックス」なら最新ルーターが無料ですし、月額料金が最安値なのでおすすめです。
ルーターのパフォーマンス低下 →再起動
一般的にルーターは、連続稼働時間が長くなるほどパフォーマンスが低下する傾向にあります。
この場合、ルーターの再起動(ルーター電源OFFにして、その後ONにする作業)が効果的です。
案外、あっさりこれで速度が改善する場合が多いです。
ルーター設置場所が悪い →場所変更
電波が悪いことが原因で、通信速度が遅くて悩んでいる方はお読みください。
解決策をご紹介します。
アンテナ本数をバリバリ増やそう!
ルーターの設置場所が悪く、うまくWiMAX電波を受信できていない場合速度が遅いです。
アンテナが1本、2本の時は速度はあまり速くありません。
このような場合は「アンテナ本数を増やす」ことを考えるといいと思います。
既にアンテナが3本4本立っているのに速度が遅い場合は、ルーターの性能が低いことが原因なので、下でご紹介するルーターの機種変更を検討してみてください。
さて、アンテナ本数を増やすには、場所移動を試すことになります。
外出先でも自宅でもよいのですが、下でご紹介している記事を参考にアンテナ本数の増量にチャレンジしてみましょう。
下の記事は僕の体験談を詳しく書いたものなのですが、圏外から一気にアンテナ4本立てたという記事です。
クレードルがある方はぜひ使用してみてください。
クレードルがない方は、中古でよいのでアマゾン・メルカリ・ヤフオク等で安く入手されることをおすすめします。
クレードルを活用して有線接続を試みる
WiMAX2+は、無線(WiFi)サービスなので有線で繋いでいる人は少ないと思います。
もし、ご自宅で使用する場合でかつ有線接続しても構わない場合は、クレードルとLANケーブルを用意して有線接続することで速度が改善する可能性がとても高いです。
それだけで、インターネット通信が安定します。
Wi-Fi電波は、基本的に距離が離れるほど弱くなるので、この部分を有線LANケーブルに変えることでデメリットをなくそうということですね。
LANケーブルとパソコンを繋ぐイメージはこちら
障害発生 →障害有無を確認
速度低下の原因が、何かしらの通信障害の場合も考えられます。
UQ WiMAXのサイトで障害発生のお知らせが掲載されていないか確認をしましょう。
ルーターが古いから速度が遅い →無料で最新ルーターに変更
今や、スマホより進化が速いWiMAXルーターです。
古いルーターは速度が遅いです。
ルーターは、常に進化していて、この2年で最高通信速度は800Mbps近くまで超高速化していて、光回線に迫る速度まで来ています。
以下は、WiMAX提供ルーターを発売時期が新しい順に左から並べたものです。
以下に挙げる旧型ルーターほど、最新ルーターに変更すると速度アップが可能です。
驚くほど速度が向上しますよ!
- Aterm WM3500R
- URoad-Aero
- URoad-SS10
- URoad-8000
- WMX-GWMR
- Speed Wi-Fi NEXT W02
- Speed Wi-Fi NEXT WX02
- Speed Wi-Fi NEXT W03
- novas Home+CA
- URoad-Home2+
そこで最新ルーターに変更して大幅な速度改善することを提案します。
詳しくは、続きをご覧ください!
速度アップさせる方法
無料で最新ルーターに変更する
古いルーターから、新しい最新ルーターに変更して速度アップをする方法があります。
そこでルーターを無料で最新ルーターに変更する方法を教えます。
その方法とは、今ご契約のWiMAXを解約して、ブロードワイマックスを新規契約することです。
最大19000円までであれば、違約金をブロードワイマックスが負担してくれるため、ほとんどのケースで実質無料で最新ルーターが手に入ります。
かつ、ブロードワイマックスは料金もとても安いのでほぼ間違いなく、今より節約できるでしょう。
ブロードワイマックスの違約金負担制度については、以下の記事をご覧ください。
なお、絶対にハズレなしの最新ルーターは次の3つです。
いずれも100Mbps超の報告も結構でています。
外出先メインで使用し、速度重視の人「Speed Wi-Fi NEXT W05」
外出先でも自宅でも繋げたい人は「Speed Wi-Fi NEXT WX05」
自宅専用ホームルーター「Speed Wi-Fi HOME L01s」
動画も参考にしてください。
クレードルをバリバリ利用する
クレードルを「充電できる卓上ホルダー」だと思っていませんか?
もちろん充電器として使う人が大半です。
しかし、クレードルには通信の高速化・安定化というメリットがあります。
例えば、「Speed Wi-Fi NEXT WX05」は、Wウイングアンテナを搭載したクレードルになっています。
これにより室内での通信速度・電波が強くなるのです。
下の図をご覧ください。
「Wウィングアンテナ」は、外から来るWiMAX2+の電波をしっかりキャッチします。
今度は、室内に対してWi-Fi電波を強力に飛ばす役割を担っています。
また、クレードルにはLANケーブルの差し込み口がついています。
有線LANケーブルでパソコンと繋ぐことで、より一層に高速化・安定化する可能性が高いです。
最近はWiFi電波を発信する家電が増えていたり、隣の家のWiFiが入ってきたりすることが多く、邪魔な電波がたくさん飛んでいるのが現状です。
有線接続なら余計なWiFi電波の影響を受けることなく、快適な通信ができるのです。
WiMAXが遅い原因・対処法まとめ
WiMAXが遅い原因は、主に次の7つです。
- 速度制限 →待つ
- 昼12時、夜21時以降の混雑時間帯に利用している →時間をずらす
- いまだに旧WiMAXを利用 →解約・新規
- ルーターのパフォーマンス低下 →再起動
- ルーター設置場所が悪い →場所変更
- 障害発生 →障害有無を確認
- ルーターが古いから速度が遅い →無料で最新ルーターに変更
最後に繰り返しになりますが、今と同じプロバイダーでルーター変更をしても利用者側のメリットはありません。
ルーター変更をするなら、プロバイダーを解約して新規で申し込む(つまり乗り換え)をすることで、再度割引等の特典を得られるわけですから、これをうまく活用しましょう。
もちろん新規契約すれば、最新ルーターも無料でゲットできます。
おすすめは月額料金が安い「ブロードワイマックス」です。