本記事では、シンガポールのWiFi事情についてまとめています。
シンガポールのWiFi事情やフリーWiFiの環境を見ると、それだけで十分インターネットは楽しめそうですが、常に危険が潜んでいるWiFi。
WiFi事情やフリーWiFiの危険性を把握して、安全なインターネット環境を作りましょう。
今回は、2019年5月のGWに友達夫婦がシンガポールに旅行したので、そのときのインターネットについても聞いてみたので、参考してください。
目次
シンガポールのWiFi事情!フリーWiFiを使うならWireless@SGを登録しておくとよい
シンガポールに行くなら、政府が運営している公共フリーWiFi「Wireless@SG」には登録をしておくことをおすすめします。
観光都市であるシンガポールは、政府も力を入れて積極的にフリーWiFiを提供しています。そのスポットも膨大な数あるので、きっと役に立ちますよ。
それでは、シンガポール政府のWireless@SGについて詳しく説明していきますね。
シンガポール国内で便利に使えるWireless@SG
シンガポール政府が提供しているWireless@SGは、旅行客のみならず、現地の人も積極的に利用しているWiFiです。
そのスポットは10,000以上もあるといわれています。
IT先進国のシンガポールは、スマートフォンやタブレットの普及率は100%とも。
- チャンギ国際空港
- MRTの主要駅やバス停
- ショッピングモール
- ファストフード店
- シロソビーチ(セントーサ島)
- ガーデン・バイ・ザ・ベイ・ナショナルミュージアム
- ペラナカン博物館
主なスポットを挙げてみました。
今の時代、空港やショッピングモール・ファストフード店、観光スポットには、当たり前のようにフリーWiFiが使える環境にあります。
ビーチリゾートとしても人気のセントーサ島のビーチでもフリーWiFiが使えるのは驚きです。
Wireless@SGを使う方法は2つ
この便利なWireless@SGを使うには、あらかじめ手続きが必要となります。
以前は日本でも事前登録ができましたが、現在はシンガポール現地での手続きとなりますのでご注意ください。
その手続き方法は、自分で登録する方法とチャンギ国際空港でアカウントをもらう方法の2つ。
それぞれ詳しく方法を記載しますね。
- シンガポールに着いたら、提携通信キャリアを選択
- 「Foreign Mobile Number」をクリック
- 名前・携帯電話番号・アドレス・認証コードを入力
- 「I agree to the terms and conditions」にチェック
- 「Confirm」をクリック
- SMSにワンタイムパスワードが送られるのでPIN入力
- 「Sign in」をクリック
- チャンギ国際空港の案内所でパスポート提示と「WiFi」と伝える
- IDとパスワードが書いた紙をもらうので、それをWireless@SGに接続して入力
いずれの方法も、登録を開始したときから24時間が有効期限。
ただし、空港でもらうIDとパスワードは厳密には24時間使えません。
あくまでも、そのIDとパスワードを発行した時間からと考えるため、場合によっては1時間や30分しか使えないこともあります。
この24時間が過ぎた場合はどうしたらいいのか?
それは、もう一度同じ方法で登録すれば、そこから24時間また使うことができます。
チャンギ国際空港でもらったIDとパスワードも無効になるため、Wireless@SGを再度使うには、結局自分で登録しないと使えないんです。
ここで注意!
スマートフォンやタブレットは、海外でもSMS受信できる機種である必要があります。非対応の場合は使えませんので、一度ご自身の機種を確認してみてください。
シンガポールのフリーWiFiスポット
シンガポールのフリーWiFiは、Wireless@SGを中心にさまざまな場所で使えます。
- 空港
- ホテル
- カフェ・レストラン
- ショッピングモール
- ユニバーサルスタジオシンガポール
それでは、それぞれのスポットをもう少し詳しく説明していきます。
空港
チャンギ国際空港は、自分での登録、もしくは空港の案内所でIDとパスワードをもらえば最大24時間利用できます。
そのほかにも、トランジットで利用したい場合は3時間のフリーWiFiも提供されています。
こちらも同じく、空港内の案内所でIDとパスワードをもらいますが、「 WiFi@Changi」にアクセスすれば利用可能です。
入国・出国、またトランジットでもWiFiが利用できるので便利ですね。
ただし、空港内でもWiFiの電波が弱い場所はありますので、通信が弱い場合は電波を求めて歩き回らないといけないこともあります。
ホテル
ホテルでもフリーWiFiを提供していますが、シンガポールのホテルはどこでも無料というわけではありません。
有料WiFiを提供しているホテルもあるため、ホテル予約時には、料金がかかるのか確認も必要ですね。
カフェ・レストラン
カフェやレストランは、基本的にフリーWiFiを提供していると言ってもいいでしょう。
スターバックスやシンガポールで有名なCoffee Beanはもちろん、小さな店舗でもWiFiを完備しています。
世界各国にあるマクドナルドやケンタッキーは、WiFiを求めて観光客であふれていますよ。
ただし、人が多いところはアクセスも集中するため、速度は遅め。
ショッピングモール
シンガポールのショッピングモールも、もちろんWiFiを提供しています。
日本人がよく訪れる高島屋、IONオーチャッドといったショッピングモールは、まったく心配することなく利用できます。
ただし場所によっては、1回の利用が15分や30分とかなり短い時間しか使えない場所もあるので、ショッピングモールで利用したい場合は下調べが必要ですね。
ユニバーサルスタジオシンガポール
日本人観光客にも大人気にユニバーサルスタジオシンガポール。
フリーWiFiもしっかり提供されています。
国とアドレスの設定は必要ですが、なんと12時間も利用可能。
ユニバーサルスタジオシンガポールで遊んでいる間は、このWiFiでインターネットを十分利用できますね。
そのほか、シンガポールではつぎのような場所もおすすめですよ。
- 図書館
- 美術館
シンガポールの図書館はWiFi完備がしっかりされています。
また美術館も、入場してしまえばWiFiを利用することもできますよ。
一見便利なWireless@SGだが、デメリットは多い
シンガポールのWiFi事情、ここまでお伝えしただけでもすばらしい環境ですよね。
日本よりも進んでいるのは明らかです。
僕もシンガポールのこの環境を見ると、フリーWiFiだけでインターネットは過ごせそうかなと思ってしまいます。
しかし、「無料」だからこそ心配なことがあるのも確かなんです。
フリーWiFiにも、デメリットも多々あるのです。
フリーWiFiの最大の弱点は「セキュリティの低さ」、被害にあってからでは遅い
ナオト
パスワード入力不要のフリーWiFiは、何より危険。
危険性を熟知しているからこそ僕は絶対に利用しませんし、とてもじゃないですが利用をオススメできません。
なぜなら、悪意を持った第三者がWiFiにアクセスすれば、簡単に情報を盗み取ることもできるからです。
そのためクレジットカード番号、銀行口座情報、住所等の入力は避けるべきです。
なお、一度アクセスされた端末は、監視される可能性もあります。
特にカフェ・やレストランでは、パスワード設定がされているかどうかは、入ってみないと分かりません。
このような手間、心配を回避するためにも、レンタルWiFiは必需品といえます。
シンガポールのフリーWiFiは時間制限があるから使いづらい
これだけのフリーWiFiを提供しているスポットが多いのは、旅行者にも嬉しいことですが、あっという間に時間切れで使えなくなるのは不便です。
スターバックスだとわずか30分しかWiFiが利用できません。他の国は1時間やそれ以上使える国もあるのに対し、シンガポールではたった30分。
またショッピングモールも時間を決められている場所が多いです。せめて、モールにいる2〜3時間は余裕を持って使いたいですよね。
15分とか繋がっても意味ないんじゃないかと・・・。
そのため長時間利用したい方には、フリーWiFiは不向きといえます。
フリーWiFiが使えるエリアは狭い!利用場所が限られるのが最大の難点
フリーWiFiは、電波の届くエリアに入れば無料で使えるというものですよね。
そのため、エリア外では使えません。
移動中もつねにWiFiが拾える環境にはならないので、旅行中の利便性を考えると不便ですね。
旅行中は、地図を見たり調べごとも発生する頻度が多いので、インターネットはいつでも使える状況にしておきたいものです。
そんなとき、レンタルWiFiを1つ持っているといつでも利用できるのでおすすめです。
フリーWiFiは、速度が遅いのが一般的
無料で使えるフリーWiFiは、誰でも利用できるためアクセスも集中しがちになります。
とくに人が多い場所は、それだけWiFiを利用している方も多いということ。
同時にアクセスする人が多いほど、通信速度も遅くなるため、WiFiにつなげても快適に使えないことが多々あります。
これはシンガポールに限らず、どこの国でもそうですね。日本でもかなり不便だと思います。
僕も別の国でフリーWiFiを試したことがありますが、電波は拾えてもインターネットは使えないとか頻繁にあります。
フリーWiFiのデメリットをつ用よりも、レンタルWiFiが便利だし安全
レンタルWiFiと聞くと「高いのでは?」「設定が難しそう」と考えるかもしれませんね。
しかし、レンタルWiFiは、携帯の国際ローミングとは違い、料金も良心的。
それに設定は初心者でも簡単にできるようになっています。
有料サービスではありますけど、旅行するなら1台持っておくとみんなで使えて便利ですし、安全にインターネットを使えますよ!
料金は低価格、だからレンタルしやすい
携帯電話会社が提供する国際ローミングサービスを使うと、1日あたり2,980円が相場。
この料金が1日分なので、例えば1週間旅行するとしたら2万円以上の通信費がかかります。高額になるのは目に見えてますね。
その点、レンタルWiFiなら約半分以下で1日の料金をまかなえます。
またこれはルーター1台当たりの料金なので、複数人で使えば1人当たりの料金はもっとおとくに。
グループ旅行や家族旅行にもレンタルWiFiが1台あるだけで、安くインターネットを使えますよね。
レンタルするなら「グローバルWiFi」がおすすめ!
数あるレンタルWiFiの中でも、グローバルWiFiは料金はもちろん、サービスともにおすすめ。
- 17空港に対応した空港カウンターがあるため、地方でもらくらくレンタル
- 1台で5台まで機種をつなぐことができるので、みんなで割り勘できる
シンガポールは地方空港からも運航しているので、わざわざ主要空港に行かなくてもよいという方もいらっしゃいます。
そんな方のためにも、地方空港に対応しているグローバルWiFiは使い勝手も抜群。
北海道から沖縄まで対応しているので、一度お近くの空港にカウンターがあるのか確認してみるといいですね。
そしてグローバルWiFiのルーターは、1台につき5台までつなげて使うことができます。
グループ旅行のみならず、一人旅でもスマートフォンとPCを繋げたい方にもおすすめです。
僕も、東南アジアではこの使い方をしていました。
そして2019年のGWに友達夫婦が4日間のシンガポール旅行をしましたが、そのときも3台の機種を繋げて使ったようです。
2台はスマートフォン、あと1台はタブレットでこちらは主に動画を子供に見せるために持っていったそう。
一度に3台つなげても、通信速度は落ちず動画も快適に見れたとのことでした。
唯一のデメリットを挙げるとすれば、WiFiルーター本体の重量が、少し重かったと言ってましたね。
まぁ、長時間動くように大容量バッテリーを積んでいるので仕方ない部分ではありますね。
初心者でも安心な簡単設定、セキュリティも万全
初めてレンタルされる方はとくに設定に関しては不安ではないでしょうか?
設定は現地に着いてから行うもの。
万が一、うまく設定できなかったらレンタル料も水の泡ですよね。
しかし、レンタルWiFiの設定は2ステップで完了なんです。
- WiFiルーターの電源を入れる
- 利用したい機種から該当のWiFiを選択し、パスワード入力
WiFiのSSID(WiFiの電波名)とパスワードは、ルーター本体に記載されています。
SSIDを選んで、パスワードを入力したらすぐ繋がります。
これでシンガポールで快適にインターネットを使える環境になります。とても簡単ですよね。
まとめ:移動を気にせずインターネットを使うなら、便利なグローバルWiFiを推奨
友達夫婦がシンガポールに行くとき、友達も「現地のフリーWiFi」と「レンタルWiFi」で迷っていました。
そのとき、僕からのアドバイスもありグローバルWiFiをレンタルして渡航したのですが、正直不満に思っていたらどうしようと思いました。
しかし、インターネットに関してはまったく不満もなかったようです。
僕がシンガポールに行ったことがないので、シンガポールでの使い心地が分からなかったのですが、これで安心してみなさんにおすすめすることができます。
レンタルWiFiが1台あるだけで、インターネット環境は抜群に良くなります。
その中でも、料金が安くサービスにも定評のあるグローバルWiFiは、検討材料の1つに挙げても損はありません。
ぜひ一度ご検討ください。