ワイモバイル・ポケットWi-Fiの速度制限について分かりやすく解説したページです。
速度制限の回避策にも触れています。
厳しい速度制限にひっかかりお困りの方は、ぜひご覧ください。
ワイモバイルの速度制限は2017年4月に大幅に緩和されました。
これまで3日間の通信容量の上限値が3日3GBから、3日10GBまで増えました。
ワイモバイルのポケットWi-Fiは、通信品質・速度がとても優れているので、WiMAX2+と並びおすすめできるサービスの一つです。
しかし、ワイモバイルの最大の弱点は速度制限が厳しいことです。
たくさん通信をする人にとっては鬼仕様と言ってもよいでしょう。
速度制限にお悩みの方は、このページでご紹介する方法により速度制限を回避できるケースもあります。
ぜひ一度お読みいただければと思います。
また速度制限以外が原因でポケットWi-Fiの速度が大幅に低下する場合があります。
その場合は、別記事「遅いポケットWi-Fiにお悩みの方へ」をお読みいただけると解決する可能性があります。
ナオト
ご覧になる時はいつ更新された記事かもお確かめいただくのがよいと思います。
この記事はタイトル下の「更新日」に情報がアップデートされています。
ワイモバイルについて詳しく知りたい方は、下ボタン先のページを先にお読みください。
目次
ワイモバイル・ポケットWi-Fi、速度制限は2種類ある!
ワイモバイル・ポケットWi-Fiの速度制限は2種類あります。
ワイモバイル・ポケットWi-Fiの2種類の速度制限
月間通信容量制限 | 短期通信容量制限 | |
条件 | 月間通信容量が契約上限に達した時 | 直近3日間の通信容量が10GBに達した時 ※1 |
通知有無 | あり | なし |
制限後の速度 | 128kbps | 約1Mbps |
制限期間 | 月末まで | 当日18時から翌日1時まで |
※1 厳密には前日までの3日間の通信通信量が8,389万パケット(約10GB)を超過した時に制限がかかります。
月間通信容量制限とは?
月間通信容量制限は、LTEの通信量が月間7GB(契約によっては5GBの人もいます)に到達した際に通信速度を128kbps以下まで低下させるというものです。
128kbpsは、Yahoo! JAPANのページを開くのに数分かかるぐらいの低速度です。
メール、LINE、Twitterがギリギリ使える速度ですね。
あまり通信をしない人なら月間7GBに到達しないため問題になりません。
ワイモバイルはこの月間通信容量制限が非常に厳しいですね。
WiMAXなら月間通信容量制限がそもそもありません。
例えば、WiMAXで一番おすすめできる「ブロードワイマックス」なら、料金が安くて人気があります。
短期通信容量制限(3日10GB)とは?
短期容量制限は、前日までの3日間の通信容量が10GBに到達した際に、当日18時から翌日1時まで通信速度を約1Mbpsまで低下させるというものです。
1Mbpsは、YouTube動画等の標準画質レベルを閲覧できる程度の速度です。
その他、ウェブサイトの閲覧などは速度は速くはないものの普通にできます。
速度制限をされた利用者からは、1Mbps以上の速度が出ているという報告が多数あります。
公式には公開されていませんが、おそらくネットワークの混み具合を考慮して速度制限がされているものと思われます。
将来は分かりませんが、厳密に1Mbps制限をしているのではないようです。
ワイモバイルの速度制限についての評判
- 3日10GB超過時の速度制限はあまり厳しくはない。仕様では1Mbpsまで低速化されますが4~5Mbps出ている時もある。調子の良い時は20Mbps以上出ている時もある。
- 1日1時間以上もYouTubeを観ていますが3日10GBは超えそうにありません。3日1GBだった時代、3日3GBだった時代から使っていますが、3日10GBになってからは一気に容量が増えて特に不満はありません。
- 月7GB超過した時の通信速度制限128kbpはとても遅くて厳しい。実質使えないレベル。
- 月7GB使い切った後が苦しいから、基本アドバンスモードを利用して制限かからないようにしている。
通信速度制限後の128kbpsで何ができるか?
通信速度制限後の128kbpsという低速状態になった時、各サービスを使えるかどうかまとめました。
低速状態での各サービス使用感
サービス | 使用感 |
LINE・メール・Twitter | テキストベースの通信ですので何とか利用可能です。128kbpsですから体感はかなり遅いです。画像・動画を添付するのは厳しいです。LINEのスタンプは問題ありません。Twitterは画像表示をデフォルトOFFにしておかないと表示に時間がかかります。 |
ネット検索・Instagram・Facebook | 表示が遅く、快適に使うことはできません。 |
Googleマップ | 表示が遅く、快適に使うことはできません。 |
YouTubeなどの動画サービス | 表示が遅く、快適に使うことはできません。 |
radiko(ラジオ) | 読み込みで少し待つ必要があります。待つと以後は問題ありません。 |
ソフトウェアのダウンロード | 大半のケースでタイムアウト(時間オーバー)します。 |
ワイモバイルはこの月間通信容量制限が非常に厳しいですね。
まさに鬼仕様。
一方、ライバルサービスの「WiMAX」なら月間通信容量制限がそもそもありません。
WiMAXを検討される場合は、「ブロードワイマックス」をおすすめします。
月額料金が最安値ですし、最新ルーターもすべて無料提供されているからです。
速度制限対策&回避策
速度制限を回避するには
月間通信容量制限 | 短期通信容量制限 | |
条件 | 月間通信容量が契約上限に達した時 | 直近3日間の通信容量が10GBに達した時 ※1 |
通知有無 | あり | なし |
制限後の速度 | 128kbps | 約1Mbps |
制限期間 | 月末まで | 当日18時から翌日1時まで |
解除方法 | 容量追加購入(都度、500MB/500円)※2 | なし(解除不可) |
回避策 | 有料アドバンスオプション契約(月684円) | なし(待つのみ) |
※1 厳密には前日までの3日間の通信通信量が8,389万パケット(約10GB)を超過した時に制限がかかります。
※2 月間通信容量上限に達した際には、容量追加購入(都度、500MB/500円)をすることで解除可能です。容量追加はワイモバイルのマイページ「My Y!mobile」、電話(24時間音声応答サービス)のどちらかの方法で行うことができます。
月間通信容量制限の回避策 →有料アドバンスオプション契約
ワイモバイルを月間通信容量の上限なく利用したい場合は、有料アドバンスオプション(月額684円)を追加契約しアドバンスモードを使いましょう。
これなら無制限にデータ通信をすることができます。
ヘビーユーザーの多くは、アドバンスオプションを契約しています。
しかし、アドバンスオプションが利用できるプラン・ルーター機種は限られます。
下の表であなたがのプランがアドバンスオプションに対応しているかご確認ください。
アドバンスオプション対応表
ルータ | プラン | アドバンスオプション |
Pocket WiFi 603HW | Pocket WiFiプラン2 (3,696円) |
対応 (要申込:684円/月) |
Pocket WiFi 504HW | Pocket WiFiプラン2 (3,696円) |
対応 (要申込:684円/月) |
Pocket WiFi 502HW | Pocket WiFiプラン2 (3,696円) |
対応 (要申込:684円/月) |
Pocket WiFi 305ZT | Pocket WiFiプランL (4,380円) |
対応 (申込不要、プランに含まれる) |
アドバンスオプションの注意点4つ
アドバンスオプションには注意点もあります。
しかも4つもあります(^ ^):
公式サイトでも丁寧に説明していないことも含まれます。
すべて大事なことなのでしっかり把握しておきましょう。
1.アドバンスモードの利用には、ルーター側で設定が必要
アドバンスモードは加入しただけではダメです。
ルーターのネットワークモードの設定欄で標準モードから「アドバンスモード」に設定変更をすることで利用できます。
2.アドバンスモードは、対応エリアが狭い
アドバンスモード対応エリアは、拡大はしているもののまだ広さは十分とは言えません。
東京・神奈川・千葉・埼玉といった関東圏、大阪・名古屋、その他主要都市に限られています。
契約前には必ずワイモバイル公式サイトでエリア確認をしておきましょう。
ワイモバイルのエリア確認はこちらから
ワイモバイルのエリア確認
アドバンスモードは地図で青く塗られた場所で使えます。
アドバンスモード対応エリアは少し狭いですね。
エリア外の場合は手動で標準モード(LTE)に切り替えて接続する必要があります。
3.アドバンスオプションを契約しても3日10GB制限は逃れられない
アドバンスオプションは、アドバンスモード対応エリアで使う通信に対して月間通信容量の上限がなく利用できると有料オプションサービスです。
一方、3日10GBの制限は、ポケットWi-Fiのサービス品質を維持するために最低限必要な速度制限を強制的に実施するという制限です。
いくら有料でオプションを契約していたとしてもこの3日10GB制限からは逃れることはできません。
参考までに3日10GB制限はWiMAX2+でも行われています。
WiMAX2+も同様に逃れることはできません。
4.標準モードで月7GB超過すると、アドバンスオプションも速度制限を受ける
ワイモバイルでは大きく、標準モード(LTE)とアドバンスモード(AXGP)という2種類の通信方式があります。
アドバンスオプションを契約して、月間通信容量の上限なく利用できるのはアドバンスモード(AXGP)の方です。
しかし、標準モード(LTE)で月間通信容量の上限である7GBを超過した場合、道連れでアドバンスモード(AXGP)も速度制限の対象となります。
ナオト
ワイモバイルを実質無制限に使うためのベストな使い方は次の通りです。
ワイモバイルを無制限に使うコツ
アドバンスオプションを契約後、アドバンスモード(AXGP)で通信できるエリアでは極力アドバンスモードを使い、電波の入りが悪いエリアで使う時だけ標準モード(LTE)にして使う。
LTEとAXGPでは、ユーザー数が全然違うので、ガラ空きの高速道路に近いアドバンスモード(AXGP)を積極的に使ってもらい、混雑緩和させたいワイモバイル側の事情も分かりますが、ユーザーの立場からすると理解しづらい仕様ですね。
月間通信容量制限に対する暫定対応 →容量追加購入(500MB/500円)
月間通信容量が上限に達した場合、容量追加購入を行うことで通常速度に戻すことができます。
500MBを500円で購入して高速通信をします。
しかしこれはあくまで、有料アドバンスオプションを契約できないルーターで利用している人、ごく稀に上限を超えてしまうことがある人が取る対策になります。
結局500MBを購入してもあっとういう間に使ってしまうので、次々と追加購入するといつの間にか料金が高くなってしまいます。
1カ月間に2回以上も容量追加購入をするぐらいなら、有料アドバンスオプション(月額684円)を契約して無制限に使った方が安上がりですし、いつも上限を気にしながらネットすることもなくなりますのでおすすめです。
短期通信容量制限(3日10GB制限)に対する対策 →なし
正直、対策はありません。
3日10GB制限は、ワイモバイル側が通信品質を維持するために実施している、一番強制力のある制限のため対応策はありません。
最大3日程度「待つ」のみです。
注意点が2つあります。
1. ちょこちょこ使うと速度制限が解除されないこともある
速度制限を受けている最中にちょこちょこ使うと、常に過去3日間の通信容量合計が10GB超えてしまうので3日を過ぎても速度制限が解除されないという人もいます。
ワイモバイルの3日10GB制限は、仕様では1Mbpsまで低速になるのですが、実際にはネットワークの混雑状況に応じて速度制限されているようで、1Mbps以上の速度が出ているという報告が多数あります。
速度が出ると、少し使うだけと思ってもたくさん通信をしてしまうものです。
速度制限を受けたら思いきって3日間インターネットをしないとか、スマホだけでネットするぐらいにしたほうがよいと思います。
2. 追加容量購入は3日10GB制限には効果なし
上でご紹介した追加容量購入(500MB/500円)は、3日10GB制限を解除できるものではありません。
月間通信容量上限に達した時に、通常速度で通信をしたい人が容量追加購入した分だけ高速通信ができるというものです。
速度制限の解除方法、解除時期
月間通信容量をオーバーした場合は、128kbpsまで速度低下される制限がかかります。
待って入れば翌月1日には速度制限は自動解除されます。
しかし、追加容量購入(500MB/500円)をすることで速度を通常速度に回復させる方法もあります。
速度制限の解除時期について
解除手続き方法 | 解除時期 | |
容量追加購入する場合 | ルーター本体 またはMy Y!mobile |
10分程度 |
容量追加購入しない場合 | – | 翌月月初 |
注意点がいくつかあります。
月間通信容量上限に対してのみ効果がある
容量追加購入は、月間通信容量上限に達して速度制限された場合のみに効果があります。
3日10GBの速度制限を解除するためのものではありません。
容量追加購入をしても、速度制限を実施するストッパー的な役割は果たしません。
それは、ワイモバイルの公式サイトにしっかり明記されています。
(ワイモバイル公式サイトより引用)
当月ご利用のデータ通信量が7GBを超えた場合、当月末まで通信速度を送受信時最大128kbpsに低速化します。通常速度に戻す場合は500MBごとに540円(税込500円)の追加料金が必要となります。My Y!mobileからお申込みが必要です。通常速度に戻すお申込みは当月のみ適用となります。(「アドバンスオプション」加入時であっても、7GBを超えた後に「アドバンスモード」に変更された場合は同様に低速化され、通常速度に戻す場合は追加料金が必要となります。)なお、追加料金をお支払いいただいた場合も、別途、混雑回避など通信品質確保のための速度制御(3日間で約10GB以上利用時)があります。
500MB毎に購入する必要がある
「500MB毎」に購入する必要があります。
まとめて3GB購入という具合にはいきません。
容量追加購入をしても翌月に繰越はされない
500MBを追加購入したらそれは当月分のみに適用されるため当月中に使い切りましょう。
翌月に繰越しはされません。
つまり、月末の31日に500MBを購入したとします。
そして31日中に使いきれなかった容量があったとしても、翌月に繰り越される仕組みにはなっていません。
このあたりは使い勝手が悪いですね。
繰越しができたらそれは大変便利ですがそれはそれで状況把握が複雑になってよく分からなくなりそうですね。
快適モードを使うなら仕様を把握しておこう
「快適モード」という自動的に容量追加購入ができるようになるモードがあります。
容量追加購入の回数制限が可能です。
しかしこの機能は、きちんと使いこなせる人でないと料金請求が高額になってしまう可能性があるため注意が必要です。
基本的に容量追加購入は割高です。
月に何度も購入するぐらいなら有料アドバンスオプション(月684円)を使った方が安上がりなわけですので、快適モード自体使用しない方が安全です。
速度制限をほとんど感じない「WiMAX2+」という選択肢
ワイモバイルとWiMAX2+での容量制限に関する比較
ワイモバイル | WiMAX2+ | |
月間通信容量制限の有無 | あり | なし |
月間通信容量制限時の速度 | 128kbps 厳しいのはこれです! |
1Mbps |
短期容量制限の有無 | あり(3日10GB) | あり(3日10GB) |
短期容量制限の速度 | 約1Mbps | 約1Mbps |
上記は、ワイモバイルとWiMAX2+の速度制限の有無、速度制限時の通信速度仕様を表にまとめたものです。
ワイモバイルは、月間通信容量の7GB(契約によって異なります)をオーバーした時の速度制限が128kbpsですから大変厳しいことが分かります。
ワイモバイルユーザーが「速度制限が厳しい!!」と評価している理由はここにあります。
一方、WiMAX2+はそもそも月間通信容量の上限というものが存在しません。
短期容量制限の「3日10GB」をオーバーした時だけ、速度制限が実施されます。
ワイモバイルはこの月間通信容量制限が非常に厳しいですね。
WiMAXなら月間通信容量制限がそもそもありません。
「ブロードワイマックス」なら月額料金がWiMAXの中で最安値ですし、最新ルーターもすべて無料提供されています(ワイモバイルはルーターの料金が高いのでここがネック)
ワイモバイルと比較して、僕が感じるWiMAX2+の3つメリット
僕は、ワイモバイルとWiMAX2+どちらも使用経験があります。
今はWiMAX2+を使用しています。
そんな僕が感じるWiMAX2+のメリットを3つご紹介します。
WiMAX2+は、月間通信容量上限なしのサービス
ワイモバイル、他のポケットWi-Fiサービスは容量上限が設定されているケースが大半です。
しかし、WiMAX2+には月間通信容量の上限が存在しません。
これが最大のポイントであり、WiMAX2+契約者の大半はここに魅力を感じて契約しています。
さらに、3日10GBの速度制限がかかるタイミングが遅い点もおすすめです。
極端な話、1日に思いっきり使用し50GB使ったとします。
しかしすぐに速度制限はかかりません。
一気に50GBも使うと「3日10GB」には該当しますが、WiMAX2+の3日10GB制限の仕様は、3日10GBを超えたと翌日の18時〜翌々日2時頃まで速度を約1Mbps程度まで低下させるというものです。
つまり、思いっきり使用しても当日中は速度制限がされないのです。
ワイモバイルは10GBを超過すると、当日18時から制限がかかることがあります。
この点もWiMAX2+の方がゆるいですね。
実際、月に50GB、100GB以上使っている人は多くいます。
- 自宅用固定回線としてWiMAX契約していてiphone2台、ipad2台で50GB/月くらいで使っている。
- 今月のWiMAXの通信量100GB突破した
おすすめのWiMAXは、「ブロードワイマックス」です。
WiMAX2+は、月間通信容量上限なしのエリアが広い
WiMAX2+とワイモバイルの月間通信容量の限のないエリアを比較すると、WiMAX2+の方がはるかに広いことが分かります。
ワイモバイルのアドバンス対応エリア(月間通信容量上限なし)は、青く塗られた部分です。
WiMAX2+は、色が付いている範囲は月間通信容量の上限なしエリアです。
上の地図はスペースの関係で関東エリアだけを表示させています。
この地図からは、千葉県・茨城県エリアはWiMAX2+のエリア(色が付いている部分は月間通信容量上限なし)が広いことが明確に分かります。
地方都市などで比較しても同様です。
エリアについてそれぞれ詳しく確認されたい場合は、下のボタンからそれぞれのサイトに飛んでご確認いただけます。
ワイモバイルのエリア確認はこちらから
ワイモバイルのエリア確認
- ワイモバイルは、有料アドバンスオプション(月684円)を契約してアドバンス対応エリアで使用すると、月間通信容量の上限なく利用できます。
- WiMAX2+は、契約時にギガ放題プランを選択しておけば、WiMAX2+対応エリアで月間通信容量の上限なく利用できます。
WiMAX2+は、シンプル・手間なし
ワイモバイルは、月間通信容量の上限を超えると容量追加購入をしないと速度を回復することができません。
また有料アドバンスオプションを契約して上限なく使うことはできますが、「今、アドバンスモード対応エリアで使えているか?」に気を配る必要があります。
これは少し面倒ですね。
WiMAX2+の場合、ギガ放題プランを契約さえしておけば、あとは対応エリアならどこでも月間通信容量には上限なく使えます。
WiMAX2+は、容量追加購入・エリア確認は一切不要です。
これはすごく大事な点です。
ポケットWi-Fiの使い勝手はとても重要ですよね。
WiMAX2+は「シンプル」ってよく言われますけど本当にそうだなと思います。
ワイモバイルとWiMAX2+を徹底比較した記事も書いていますのでぜひご覧ください。
おまけコンテンツ
僕はインターネット通信会社に12年以上勤めていますので、サービス・業界動向には一般の人よりは多少詳しいかもしれません。
ポケットWi-Fiを利用されている方は、今後のポケットWi-Fiの動向、格安SIMなどについても興味がおありだと思います。
簡単にではありますが、以下でご紹介させていただきます。
ポケットWi-Fi、規制はどこに向かう?
基本的にポケットWi-Fiサービスは、「超高速、低料金、速度制限緩和」に向かっています。
それはこれまでの歴史を見ても明らかですし、ユーザーがこれを求めているのは事実なので、サービスを提供する事業者側としてはユーザーニーズに答えていくことが基本路線となります。
今後も緩和の方向に向かうとみてよいかと思います。
速度制限については、WiMAX2+もワイモバイルも緩和の方向に動いています。
ユーザー側からしたら、使い勝手が向上するので嬉しいですね。
WiMAX2+の狙い、通信サービスの主役へ
ポケットWi-Fi、中でもWiMAX2+の狙いは光回線にとって代わる通信サービスです。
光回線は日本全国に3000万回線普及しています。
そして既に頭打ちの状態でこれ以上は大きく契約者数は増えません。
日本はこれ以上、世帯数が増えないからです。
WiMAX側の狙いは、光回線を1つずつWiMAXに置き換えていくことです。
実際WiMAXの契約者数は、2016年時点で2,000万回線を突破していて順調に契約者数が増えています。
個人利用においては、ポケットWi-Fiが主役となる日はわずか数年先の近い未来です。
当然、光と同等以上の高速化の研究開発も積極的です。
WiMAXという名前を引き継ぐかは分かりませんが、近い将来に今よりさらに便利なサービスが登場する可能性が極めて高いです。
格安SIMってどうなの?
格安SIMは、スマホ料金を節約するためのアイテムとしては使えます。
スマホ料金節約のためならどんどん使うべきです。
しかし、今の格安SIMはポケットWi-Fiの代用にはなりません。
低品質だからです。
「まだ手を出すには早い」です。
SIMフリーモバイルルーターに格安SIM挿して使う方法をこのサイトで提案することも可能ではあるのですが、今はそれがあなたのメリットにならないと思うので、そういうコンテンツは掲載していません。
現在のところ「実質的に無制限、かつ快適に使える格安SIM」はありません。
正確には無制限SIMは存在はしますが、基本的に速度が遅い、速度が安定しない、速度低下時の品質がボロボロといった具合で使い物にならない低品質です。
僕は格安SIMについて仕事柄よく知っています。
サービスを設計してスマホと組み合わせて販売もしています。
個人的にも2013年から他社で格安SIMを契約しSIMフリーiPhoneで利用しています。
ポケットWi-Fiユーザーの大半が求めていることは「高速通信、容量制限がないこと」です。
これに対し今の格安SIMはポケットWi-Fiユーザーが求めるサービス・品質面に達していません。
2021年は無理でしょう。
数年先には改善していると思いますが、「まだ手を出すには早い」と思っていただくのがよいです。
ソフトバンクエアーってどうなの?
最近ソフトバンクが力を入れている「ソフトバンクエアー」というサービスがあります。
自宅用Wi-Fiサービスです。
しかしこれには手を出してはいけません。
都心でもピンポイントで繋がらないという事例が多いこと、実質的な契約期間が長いこと、料金が光回線並みに高いこと、自宅用Wi-Fiなので、外に持ち運ぶことは契約上できないといった点からおすすめできません。
デメリットが多いサービスです。
ワイモバイルユーザーは、ソフトバンク利用経験があったり併用している人も多いと思いますが、「ソフトバンクエアー」を検討するぐらいならWiMAX2+を検討することのほうがあなたのニーズを満たせる可能性があります。
固定回線の代用としてインターネットをご検討の方は、WiMAX2+をまずは検討されることをおすすめします。
WiMAX2+は、自宅の固定回線にできる?導入前チェックポイント
ワイモバイルの契約内容確認、契約変更の方法はどこでできる?
ワイモバイルの契約内容確認については、契約書類またはワイモバイル公式サイトのMy Y!mobileでご確認いただけます。
契約変更も可能です。
あるいは電話でも可能です。
ワイモバイルの問い合わせ先
方法 | 電話番号 |
ワイモバイルの電話からかける場合 | 116 |
他社携帯電話、固定電話からかける場合 | 0120-921-156 |
[受付時間]自動音声応答にて24時間受付(年中無休)
3日10GBでどれだけネットができるか?
参考までに、10GBで通信できる容量は次の通りです。
10GBで通信できる容量の目安
ボリューム | |
Web閲覧 (1ページあたり150KBとして計算) |
約66,600ページ |
メール送受信 (1通あたり500KBとして計算) |
約20,000通 |
音楽ダウンロード (1曲あたり約5MBとして計算) |
約2,000曲 |
動画の視聴 (1分あたり5MBとして計算) |
約33時間 |
かなり余裕があると思ってOKです。
自宅の固定回線として利用しても突発的にソフトウェアアップデートなどで大量通信が必要な時はありますが、常態的に3日10GBを超えて使う人はそれほど多くないかと思います。
まとめ
ワイモバイルの速度制限について詳細にご説明してきました。
ちょっと疲れませんでしたか?(笑)
ワイモバイルのポケットWi-Fiは、速度制限が掛からない範囲で上手く使いこなせるユーザーならとても便利で優れたサービスです。
しかし、速度制限が2種類あること、注意点がたくさんあること、プランはルーター毎に違う。
追加容量購入制度があったりと「超超ややこしい!」です。
仕様をきちんと把握して使う必要があるサービスです。
一方、上でご紹介したWiMAX2+は、基本的なサービス内容は同じですが、とにかくシンプルです。
3日10GB制限だけ気をつけておけばOKという感じで使えるので分かりやすいですね。
以上、参考にしていただければ幸いです。