本ページでは、Aterm MR05LNを10カ月しっかり使い込みまして、そこで見えてきたWiMAX2+との違いを中心にお届けしたいと思います。
普段の僕は、ノマドをよくしています。
同じようなスタイルで使う方、フリーランスの方の参考になればと思います。
Aterm MR05LN単体のレビュー記事はたくさん出ていますが、WiMAX2+と比較した記事が存在しなかったので、ずっとこの記事を書きたかったんです^ ^
比較検討されている方は、参考にしてもらえればと思います。
Aterm MR05LN、見た目はかっこいいですね!
目次
結論:Aterm MR05LNはやめておけ
モバイルルーターの購入を検討されていて、WiMAX2+にしようか、それともNEC製SIMフリールーター「Aterm MR05LN」に格安SIMを入れて利用しようか悩んでいる方は多いと思います。
ナオト
この2つで悩んでいる人は意外と多いみたいですね。
僕は本業では、インターネット通信サービスを提供する会社に勤務していてWiMAX2+も取り扱っています。
だからWiMAX2+については、そこそこ詳しいつもりです。
ですが、お客様の中には、NEC製SIMフリールーター「Aterm MR05LN」を比較候補として考えていらっしゃる方もいます。
目の付け所が素晴らしいですよね。
そう来たか!と思いました。
そんなお客様に影響されて、僕も前々から「Aterm MR05LN」にはとても興味がありました。
ですが結論としては、Aterm MR05LNに挿す格安SIMがショボくてまだまだ、今選ぶならWiMAX2+の一択しかないという結果になりました。
Aterm MR05LNは、やめておきましょう。
購入して使い込んでみて、そう判断しました。
その理由をこれから説明していきます。
その前に、比較の前提条件を説明しておきましょう。
比較の前提条件:「WiMAX2+」と「Aterm MR05LN」
まずは僕の利用状況について整理します。
「WiMAX2+」と「Aterm MR05LN」の比較条件
通信サービス | WiMAX2+ | 格安SIM |
使用ルーター | Speed Wi-Fi NEXT W03 |
Aterm MR05LN |
ルーター最高通信速度 | 下り 370Mbps | 下り 375Mbps |
使用モード | ハイスピードエリアモード (月間通信容量上限なし) |
– |
アンテナ数 実績/仕様 | 4/4 | 4/4 |
使い込み具合 | 毎日使用。持ち歩き&自宅。 | 毎日使用。持ち歩き&自宅。 |
「Aterm MR05LN」は、NEC製のSIMフリールーターです。
そのため中には格安SIMを入れて使っています。
使用した格安SIMは、代表的かつ利用者の多い3つのSIMです。
[結論] WiMAX2+とAterm MR05LNの決定的な違い
WiMAX2+とAterm MR05LNを両方込んで見えてきたことは、
用途次第で、向き不向きがハッキリしているということです。
実際使い込んで一番大きな違いだと感じたことなので、まず真っ先にこれをお伝えしたいと思います。
WiMAX2+は、”速さ・容量無制限・PC利用”を求める人に向いている
- 速さを求めている
- 実質無制限に使えることを求めている
- 繋ぐ機器にPCが含まれる
WiMAX2+は、Aterm MR05LNに挿入して使う格安SIMと比較して通信速度が速いです。
少し速いのではなく、何倍も速いです。
例えば、格安SIMは夜20時頃は通信が混雑する時間帯で通信速度が落ちる傾向にあるのですが、同じ条件下でWiMAX2+は60Mbps出ているのに対して、格安SIM3社は平均1.5Mbps程度しか速度が出ていません。
1.5MbpsだとYouTubeをPCやテレビで見るのは厳しい速度でした。
スマホなら何とか見れるという感じです。
WiMAX2+は速度が出ているのでPC利用に適しています
一方、格安SIMは速度が遅いので、速度を必要とするPC利用には適していません。
ウェブサイト閲覧でいえば、格安SIMの1.5Mbps程度の速度では、PC利用だとかなりストレスに感じます。
また、WiMAX2+は月間通信量制限がない点もメリットです。
厳密には多少の制限はありますが、実質的に無制限に利用できます。
格安SIMにも実質無制限のサービスは存在しますが、速度が0.5Mbps固定という遅さなので実用には耐えられません。
そういう意味で、速度・容量面ではWiMAX2+圧勝です。
WiMAX2+なら、dTVやNetflixのような動画配信サービスの視聴にも適しています。
実質無制限で使える仕様だからです。
Aterm MR05LNに挿した格安SIMではそもそもdTVの視聴自体が無理でした。
それもそのはず。
dTVの視聴条件は速度が4Mbpsでした。
Hulu、Netflixも同じ程度速度が出ている必要があるので、同じく無理かと思われます。
WiMAX2+を検討されている方は、月額料金が最安値のブロードワイマックスがおすすめです。
最新ルーターも無料です。
Aterm MR05LNは、”流行り・気楽さ・スマホ利用”を求める人に向いている
では、Aterm MR05LN(格安SIMを入れて使う)は完全にダメなのか?
というとそうではありません。
しかし、用途はだいぶ限られて来ますので万人受けする感じでありません。
- 格安SIMという流行を体験したい人
- 契約期間の縛りのない気楽さを求めている人
- 繋ぐ機器はスマホだけの人(PCは繋がない)
データ専用の格安SIMは、一般的に契約期間が存在しません。
好きな時に契約をして、好きな時に解約をしてもOKなので違約金は発生しません。
だから気楽に購入ができます。
この点はメリットです。
WiMAX2+は、2〜3年の契約期間が設定されていますから、それなりに「長く使うぞ!」という意識が必要ですが、Aterm MR05LNの場合は契約期間を意識する必要がないので気分的にラクですね。
それから、選択したSIMが気に入らなかったら、簡単に別会社のSIMに差し替えられる点もメリットです。
各社特徴的な面白いSIMを出していますので、「流行り」を楽しむこともできます。
この辺は、ガジェット好きにはたまらないかもしれません。
ですが、格安SIMの速度はどのSIMもめちゃくちゃ遅いので速度を求めたり、快適な動画視聴は期待できません。
というかできません。
スマホなら何とかYouTubeはOKという速度なので、「繋ぐ機器はスマホだけ」という方なら向いています。
また、地下鉄に乗っている時に使いたいという理由で格安SIMを選ぶ人もいそうですね。
格安SIMの電波(主にドコモ系)は地下でも繋がりやすいですからね。
しかし、WiMAX2+も「au 4G LTE」を提供していますので、積極的に速度の遅い格安SIMを選ぶ?というと普通は選ばないかと思います。
ナオト
「Aterm MR05LN」は、ルーターなので本来どの機器を繋ぐのにも向いています。
しかし現状の格安SIMの品質を考慮すると、SIMがしょぼいので繋ぐ機器はスマホが最適でありPCは向きませんよ、ということですね。
もう何年かして格安SIMが進化したらいいけれど、まだまだ先だと思います。
[まとめ] WiMAX2+とAterm MR05LNのカンタン比較
WiMAX2+とAterm MR05LNのカンタン比較表
WiMAX2+ | Aterm MR05LN(格安SIM運用) | |
コメント | バリバリ使い倒したい方向け | 動画は基本観ない、格安SIMの契約容量範囲内で適度に使いたい人向け |
速度 | 高速 | 低速 |
月間容量上限 | 無 | 有(SIMによる)※1 |
短期容量制限 | 有 ※2 | – |
エリア | ◯ | ◯ |
地下街・地下鉄利用 | △ ※3 | ◯ |
Wi-Fi 同時利用 | ◯ | △ ※4 |
契約期間設定 | 3年 | なし |
固定回線代用 | ◯ | × |
動画閲覧 | ◯ | × |
※1 現在販売されている格安SIMは、契約容量上限があるSIMが主流のため原則月間契約容量上限ありということになります。一部で容量上限なしのSIMもありますが、通信速度が500kbpsなどと極めて遅いのが特徴です。
※2 WiMAX2+は、月間通信容量には制限がありませんが短期間に大量通信した場合のみ速度制限があります。容量の目安は3日10GBです。しかし、3日10GBはYouTubeを毎日何時間も見るという使い方でなければ達しないレベルの制限です。
※3 WiMAX2+では、一部の地下街・地下鉄では繋がりづらいエリアもあるため△としました。但しこれは都度有料LTEオプション(1,005円/使った月)を追加することで地下でもバリバリ繋がるようにできます。3年契約をするとLTEオプションは無料で使えます。
※4 ルーター本体の速度性能は高いのですが、格安SIM自体の速度が遅いことが原因で複数台の同時利用にはまったく向きません。
WiMAX2+とAterm MR05LNの項目別比較
ルーター仕様上の速度比較
WiMAX2+の最新ルーター「Speed Wi-Fi NEXT W05」と、Aterm MR05LNのルーターの仕様上の速度を比較してみます。
Speed Wi-Fi NEXT W05とAterm MR05LNの速度比較
ルーター | ダウンロード | アップロード |
Speed Wi-Fi NEXT W05 | 758Mbps | 112.5Mbps |
Aterm MR05LN | 375Mbps | 50Mbps |
日頃、動画を見たり、ウェブサイトを見るときは「ダウンロード」の速度が重要です。
ルーターの仕様では、WiMAX2+の最新ルーター「Speed Wi-Fi NEXT W05」が優っています。
「Speed Wi-Fi NEXT W05」の詳細はこちらの記事が参考になります。
実際の通信速度で比較
では次に実際の速度を測定してみます。
測定結果は、平日の夜20時に複数回計測して得られたデータの平均値です。
測定結果
ルーター | 格安SIM | ダウンロード速度 |
Speed Wi-Fi NEXT W03 | – | 60.4Mbps |
Aterm MR05LN | mineo | 2.42Mbps |
Aterm MR05LN | DMM mobile | 1.67Mbps |
Aterm MR05LN | LINEモバイル | 1.32Mbps |
※WiMAX2+については、僕が所有する「Speed Wi-Fi NEXT W03」を利用しています。規格上の最大通信速度は220Mbpsとなっています。
※格安SIMについてはデータ通信専用SIMを契約して測定しています。
速度結果をご覧になって分かるように、圧倒的にWiMAX2+が上回っています。
多くの人は夜にインターネットをすることを考慮して、平日の夜20時に測定をしています。
昼間であればそれぞれもう少し速度の向上が期待できます。
またWiMAX2+については、今回1世代古い僕のモバイルルーターを使用しました。
最新ルーター「Speed Wi-Fi NEXT W05」でしたら、ハイスピードエリアモードで440Mbps、ハイスピードプラスエリアモードで758Mbpsの速度を実現しており、今回使用したルーターの2倍以上速いです。
そのため最新ルーターを使用した場合はさらなる速度向上が期待できます。
格安SIMは、代表的な3社のSIMを揃えましたが、正直「各社速度が遅い」状態。
WiMAX2+と比較するまでもない話でした。
1Mbps、2Mbpsの体感速度を確認しましたが、めちゃ遅いですね。
普段WiMAX2+に慣れた僕からすると遅すぎるように感じました。
通信の安定性の比較
通信の安定性比較
安定性 | |
WiMAX2+ | ◯ |
格安SIM | △ |
2カ月格安SIMで運用してみて感じた点は、稀に「通信が引っかかる」と感じたことがありました。
頻度としては、1日1回ぐらいです。
引っかかりというのは、今まで正常に通信できていたのに、ある時突然速度が低下してウェブサイトの読み込みが途中で停止したり、ひどい場合だと通信が切れてしまってウェブサイトが見れなくなったりするのです。
特にDMM mobileのSIMは、頻繁に「引っかかり」を感じました。
もしかしたら、Aterm MR05LNとスマホ(僕はスマホでよく繋ぐことが多い)間のWi-Fiの通信が途切れたのかと思い、Aterm MR05LN側の通信状態を確認しましたが、特に異常は見られませんでした。
仕方なくこういうときはLINEモバイルのSIMに切り替えます。
そうすると正常です。
LINEモバイルのSIMに関してこういう不具合はほぼ感じませんでした。
Aterm MR05LNには、SIMを2枚装着して、設定一つで簡単に切り替えが可能な機能が備わっています。
だから調子が悪くなった時にすぐ切り替えられて便利です。
格安SIMの通信はまだまだ不安定だと感じます。
WiMAX2+ではこういうことはまず発生しないです。
なぜ、格安SIMは通信品質がイマイチなの?
今SIM業界では、格安SIM人気で利用者が急増しているので通信品質を維持することが難しい状態であることが原因です。
格安SIMの多くは、ドコモからSIMを調達しており、中身はドコモと同じSIMです。
直接ドコモから調達するのではなく、通信の卸業者から調達することが普通です。
しかし、ドコモと同じSIMといっても通信品質はドコモより劣っています。
最近では、通信量増大による慢性的な速度低下が起こっていたりします。
また、通信大手のIIJ(IIJ mioというSIMを販売しています)でさえも同じような理由で評判を大きく落としている状況です。
IIJ mioは個人向けSIMではシェアNo.1の実績を持ち、僕は3年以上利用していましたが、あまりの遅さに耐えられず、mineoに切り替えた経緯があります。
mineoには今不満はないです。
冷静に考えて、やはりまだまだ格安SIMは、発展途上にあるサービスというのが個人的な評価です。
すごく将来性があるし、面白いし、盛り上げて行きたいですけどね^ ^
一方、WiMAX2+はだいぶ成熟しています。
2009年にサービスを開始して以来、日本のモバイルブロードバンドを普及させるためにできたUQコミュニケーションズが、モバイルサービス専業でずっと取り組んできただけあります。
地方や地下では電波が入らないということは稀にありますが、電波が入って入れば通信が途切れることなく快適にネットができます。
但し、都度有料LTEオプション(1,005円/使った月)を追加することで地下でもバリバリ繋がるようにできます。
3年契約をするとLTEオプションは無料で使えます。
ルーターの操作性の違い
正直、差は感じません。
MR05LNの方はタッチパネルなのですが、まぁそこそこ普通に動きます。
モッサリ感はないですが、かといってサクサク感もなく普通。
WiMAXルーターについても同じような印象です。
契約期間の比較
格安SIMの中でも、データ通信専用SIMは一般的に契約期間がありません。
(通話SIMといって、スマホに挿して使うSIMは1〜2年で設定されていることが多い)
データSIMで契約期間が設定されていないことは、とてもメリットです。
いつ辞めてもいい点は、利用者からすると縛りがないわけで、精神的にラクですよね。
契約期間の比較
最低利用期間 | |
WiMAX2+ | 3年 |
mineo(データSIM) | なし |
DMM mobile(データSIM) | なし |
LINEモバイル(データSIM) | なし |
契約手続きの比較
契約手続きに関して、WiMAX2+とAterm MR05Lで比較してみます。
契約手続きに関しての比較
契約相手 | ルーター | |
WiMAX2+ | WiMAX2+販売会社(1社のみ) | 無料で付いてくる場合が多い |
Aterm MR05L | 格安SIM会社(1社〜) | 自分で調達 |
大きく違うのは、ルーターの取り扱いです。
WiMAX2+の場合、ルーターは一般的には無料で付いてきます。
契約するとルーターが送られてきて、電源を入れれば繋がる状態です。
これはとても便利ですね。
必要なものが揃っている状態から開始できます。
おすすめは、料金が安くてルーターが無料のブロードワイマックスです。
一方、格安SIMの場合は、契約しても届くのはSIMだけです。
ルーターは別途自分で調べて、格安SIMと相性のよいルーターを購入する必要があります。
今回で言えば、SIMフリールーター「Aterm MR05LN」を自分で購入する必要があります。
アマゾン等で比較的簡単に入手できます。
SIMは色々な会社のSIMを自分で契約して用意できますので、1社と契約してもいいですし、複数社のSIMを所有することもできます。
利用可能エリアの比較
利用可能エリアの比較
エリア | |
WiMAX2+ | 日本全国広範囲(au系通信網) |
格安SIM | 日本全国広範囲(ドコモ系通信網) |
格安SIMがドコモ系であった場合、ドコモのFOMA・LTEエリアで通信可能です。
これはいわゆる、ドコモのスマホで通信できるところならアンテナが入るということです。
だから日本全国かなり広範囲、かつ宅内・地下街でもバリバリ電波が入ります。
ですが速度は遅いです。
一方、WiMAX2+についても同じく日本全国広範囲をカバーしています。
速度は速いです。
しかし、宅内・地下街では電波が入らない場所もあります。
そこでWiMAX2+では、「LTEオプション」という有料オプションサービス(月額1,005円、1回使うとその月に1,005円が課金される)で、auケータイの電波が使えるサービスが付いています。
これはドコモのエリアの広さ・密度に匹敵する非常に優れた電波です。
WiMAX2+は通常2年契約ですが、3年契約にするとこのLTEオプションが無料で使えます。
LTEオプションを組み合わせたWiMAX2+は、「無敵のエリアの広さ」なので、繋がらなくて困るというケースは、ほぼなくなると思っていただいてOKです。
僕がおすすめしているWiMAX2+販売会社に、ブロードワイマックスがあります。
ブロードワイマックスでしたらこのLTEオプションにまず対応しています。
そして3年契約でLTEオプションが無料になるプランも用意されています。
サポート(問い合わせ先)の比較
サポートの問い合わせ先が違ってきます。
サポートの問い合わせ先
問い合わせ先 | |
WiMAX2+ | 契約会社 |
Aterm MR05LN | ルーターのことはメーカーのNEC。SIMのことは契約SIM会社。 |
WiMAX2+は、契約会社に問い合わせればOKです。
問い合わせ先が1社で完結する点はメリットですね。
しかし、Aterm MR05LNの場合は、ルーターのことは販売メーカーのNECに行う必要があります。
ルーターの保証書を発行するものNECですね。
SIMのことは、SIM契約会社に問い合わせをする必要があります。
Aterm MR05LNを選んだ場合、問い合わせ先は内容によって分かれるということです。
ですから何かトラブルが発生した際は、ルーターに原因があるのか、SIM側(通信側)に原因があるのか、ある程度推測できないと問い合わせ先を間違えて無駄に時間を使ってしまうかもしれません。
この点は注意が必要です。
WiMAX2+のことをもっと知りたい方へ
WiMAX2+のことをもっと知りたい方は、僕が書いたこちらの記事を参考にしてみてください。
結論:Aterm MR05LN本体は素晴らしいけれど、良いSIMがない
「Aterm MR05LN」を使い込んだ感想を述べますと、非常によくできたSIMフリーモバイルルータです。
サイズや重量も比較的コンパクトですから女性も気にいると思います。
見た目もオシャレ、それでいてハイスペック・高機能なのでガジェット好きには堪らないルーターだと思います。
さすがNECが作っただけはあると感じます。
Atermシリーズは、家庭用ルーターとしても有名ですから、NEC製という安心感は個人的にすごくあります。
ただ一つ残念なのは、「Aterm MR05LN」に挿して使う格安SIMは、まだまだ発展途上にあり、当分の間はWiMAX2+並みの安定感・速度で通信することができないことです。
というよりも、何年も先行しているのがWiMAX2+なので、いつまでたってもモバイルルーター分野では追いつけないかもしれませんね。
「Aterm MR05LN」という素晴らしいSIMフリーモバイルルーターがあるのに、中にいれるSIM(通信側)がショボいというのが今の状況です。
だからおすすめできません。
実はNECは、LTEホームルーター「Aterm HT100LN」も販売していまして、こちらも同様にいいSIMがないので思いっきり使えないんですね。
今回勉強になりましたが、Wi-Fiルーターは中に入れるSIMとセットで、その能力が発揮されます。
これは本当に残念な結果です。
ということで、今おすすめできるのはWiMAX2+です。
最新ルーターがすべて無料、そして月額料金が最安値2,726円からという魅力的なサービスを提供している「ブロードワイマックス」がおすすめです。
まとめ
モバイルルーターの購入を検討されていて、WiMAX2+にしようか、それともNEC製SIMフリールーター「Aterm MR05LN」に格安SIMを入れて利用しようか悩んでいる方向けの情報をお届けしました。
WiMAX2+も、Aterm MR05LNも、向いている人・向いていない人がハッキリしていますので、上記を参考にしていただければ幸いです。