Pocket WiFi 502HWは、ワイモバイルから販売されているテレビチューナーを搭載したポケットWi-Fiです。
2015年10月に発売されましたが、今でも現役で販売されている名機種といってもよいでしょう。
この記事は、Pocket WiFi 502HWの評判・口コミ・レビューをまとめた記事です。
ワイモバイルを検討されている方は、ぜひチェックをして参考にしていただければと思います。
また、僕は「Pocket WiFi 502HW」の利用経験がありますのでレビューに記載しています。
目次
Pocket WiFi 502HWの評判・口コミ・レビュー
Pocket WiFi 502HWを実際に利用されている方の評判を整理しました。
ナオト
NGな点が少なく安心して使えるという声が多かったです。
僕も実際使用経験があり全くその通りの感想を持っています。
まとめると、Wi-Fiルーターとしての基本的な機能・性能は備わっていて通信に関してはおおむね問題ないことが分かりました。
一方、容量無制限のアドバンスモードは対応エリアがまだ狭いこともあり、アドバンスモードを使う予定で契約しようと考えている方は、エリアチェックはしておいたほうがよいです。
Pocket WiFi 502HWの特長として、テレビチューナーが搭載されている点を高く評価する声が目立ちました。
iPhoneやiPadは、テレビ機能が付いていないので502HWと組み合わせることでテレビを観ることができるという点が評価されていました。
通信速度・安定性
- 夜間少し速度制限ありますが、快適です
- 11ac(5GHz)に対応しているので電波同士が干渉しにくい、混雑せずに通信できる。
- プラチナバンド LTE(900MHz帯)、LTE(1.7GHz帯)、LTE(2.1GHz帯)、AXGP(2.5GHz帯)の4つの周波数帯に対応しているので、だいたい繋がるし、室内でも繋がりやすい。
- 502HWの上り(アップロード)の最大通信速度は仕様では37.5Mbps。だけど実際には上り速度はそれほど速くないから、クラウドサーバーに写真をアップロードしたり、Twitterで写真投稿するのに時間がかかる。頻繁にアップロードするなら固定回線の方が速くていい。
- トイレのような個室でも電波が繋がった
- 昔使っていたGL09Pは遅かったけど、502HWは1080pのフルハイビジョンの視聴をしても快適
- 地方でも電波が入る。だから実家への帰省回数も増えた。
- 田舎で利用者が少ないのか回線が遅くなることはまずない。光回線の代わりとして使えている。
- WiMAXより遅いけど電波は繋がりやすい。福岡市内中心部でWiMAXを使ってましたが家の中で繋がらないので、502HWに切り替えた。切り替え後はアンテナも常に3本立っていて快適です。アドバンスモードで動画たくさん見てますが問題ありません。切り替えて正解でした。
- 受信感度は、家の中でも外でも良好。
- 受信感度は問題ありません。またアドバンスモード時も、地下や特殊な場所でなければ使えます。
- この回線一つで意外に済みます。クラウド、ゲーム、ネットサーフィン、動画視聴1カ月間問題なく出来ました。
アドバンスモード(容量無制限、有料オプション)
- アドバンスモードに対応している機種は、まだ少なくてPocket WiFi 305ZT、502HW、504HW、603HWの4機種のみ。502HWはアドバンスモード対応なので容量無制限に使える点はメリット。
- ネットをたくさん利用するのでアドバンスモードは嬉しいサービス
- アドバンスモード対応エリアは、主要都市には対応しているが中心地から少し離れるとエリア外が多い。
デザイン
- 同じファーウェイ製のWiMAX W04と比べると、ワイモバイルの502HWはもっさりしたデザイン。
- iPhone6と比べると縦が少し短くて、その代わり厚さはiPhone6よりある感じ。ディスプレイが搭載されている点は分かりやすくて良い。
設定
- 最初に簡単な設定が出てきてパスワードなどが表示されるので簡単に設定できた。
- 502HWは、Wi-Fi強度の設定ができない。
機能
- スマホでテレビを見ることができる。しかも、テレビはデータ通信容量のカウント外になる仕様なのはよい。
- 502HW単体ではテレビは見れない(スマホなどと接続して見るというもの)
- iPhone・iPadはテレビ視聴機能がないからテレビが見れなんてマジでありがたい(Androidでも視聴可能)
- 録画予約忘れた時に好きな番組を見逃すことなく観れて便利
- アンテナを伸ばすのはちょっと面倒。アプリも必要。まぁこれは仕方ないか。
- 自分と嫁の携帯、子供二人のタブレットで動画は問題なく見れた。しかしTVと繋ぐとさすがに動作が遅くなった。
- テレビ機能に期待していたけど、家の中では全く視聴できなかった。
操作性
- タッチパネルが搭載されているのでスマホを触ってるの同じ感覚で操作できます。どうせ使うなら楽チン簡単操作がいい
- スライドロックで誤作動を防げる
その他
- もう少し重量が軽いと嬉しい
- カバンに入れて持ち運ぶには困らないサイズ。だけどスーツの内ポケット、ズボンのポケットに入れるにはポケットが膨らんで見栄えが悪くなってしまう
- 電源を入れて5秒でクイック起動、早すぎてストレスがなくなった
- 月間通信容量7GBの上限があって、何も気にせず使ったら10日で制限にひっかかった
- 新生活でネット契約どうしようとか、今すぐテレビ購入はしないという方は、Pocket WiFi 502HWがいい
- スマホの通信をすべて502HWでまかなっている。朝7時から夜10時まで使ってもまだバッテリーが持つ。
- 光の固定回線代わりに使っていますがなんの問題有りません。
Pocket WiFi 502HWの基本スペック
Pocket WiFi 502HWの仕様表
発売時期 | 2015年10月 |
メーカー | HUAWEI |
対応ネットワーク | FDD-LTE/AXGP |
下り最大通信速度 | 187.5Mbps |
上り最大通信速度 | 37.5Mbps |
連続通信時間 | 約600分 |
連続待受時間 | 約850時間 |
バッテリー容量 | 3,000mAh |
Wi-Fi規格 | a/b/g/n/ac |
PC接続インターフェース | USB2.0 |
最大同時接続台数 | 10台 |
サイズ | 約W104×H60×D18.3mm |
質量 | 約150g |
Pocket WiFi 502HWの特徴
高速通信&4周波数に対応
キャリアアグリゲーションという2つの周波数を同時に利用できる技術により高速通信が可能です。
最大通信速度187.5Mbps。
容量の大きいデータも素早くダウンロードすることが可能です。
屋外ではもちろん室内でも電波が入りやすい、そして幅広い場所で利用するのに適したWi-Fiルーターです。
ナオト
- 900MHz(LTE) プラチナバンド
- 1.7GHz(LTE)
- 2.1GHz(LTE)
- 2.5GHz(AXGP)
特に900MHz(LTE)は、携帯電話やスマートフォンの周波数に使われているものでビルや建物を回り込んで電波が飛ぶ特徴があります。
家の中も隅々まで届きます。
とても価値が高いことからソフトバンクでは「プラチナバンド」と呼んでいます。
テレビ視聴機能
Pocket WiFi 502HWの最大の特徴ですが、テレビ視聴機能に対応しています。
フルセグ・ワンセグ対応のテレビチューナーを搭載しているので、専用のアプリを利用することでテレビ機能がないスマートフォンやタブレットでもテレビを視聴できるというのが特長です。
iPhoneやAndroid OSのスマートフォン・タブレットと繋いで視聴します。
iPhoneやiPadにはワンセグ機能が付いていないので、これまでテレビを観たくてもできなかった方は、502HWおすすめですね。
自宅ではもちろん、車や電車などの移動中にテレビを見て過ごすといった使い方もできます。
ちなみにテレビ視聴にデータ通信容量は発生しません。
通信容量のことは気にしなくてOKです。
大容量バッテリーだから、電池持ちOK!
Pocket WiFi 502HWのもう一つの特徴は3,000mAhの大容量バッテリーを搭載していることです。
これにより約10時間の連続使用に対応。
これだけバッテリーを積んでいれば、外で仕事する方なら1日持ち歩いてもOKですね。
また、ワンセグは11時間、フルセグは9時間持ちます。
5秒の高速起動
電源を入れて待ち受け画面が表示されるまでわずか約5秒。
高速起動に対応しています。
これはかなり早い方です。
起動に時間がかかるのはちょっとイライラしますので、待ち時間が少しでも短い方が快適に使えますね。
タッチスクリーンだから操作が簡単
Pocket WiFi 502HWは、スマートフォンのようなタッチスクリーンが搭載されています。
画面に表示される大きなアイコンをタップして使うので直感的な操作ができます。
タッチスクリーンの良さは、電波状況を確認したり、操作そのものがしやすい点です。
大きめのアイコンで分かりやすく表示されるいるのでいいですね。
押し間違いも減るでしょう。
長く使うポケットWi-Fiなので、操作がしやすい点は大事ですね。
無制限のアドバンスモードに対応
Pocket WiFi 502HWは、「標準モード(LTE)」と「アドバンスモード(AXGP)」の両方に対応しています。
アドバンスモードは、月額684円(税込)の有料オプションのアドバンスオプションを契約することで利用できます。
月間通信容量上限のないモードです。
たくさん通信をしたい人がオプションで契約します。
アドバンスモードを利用することで、月間7GBという月間通信容量の上限を超えて、無制限にデータ通信をすることができます。
ナオト
標準モードで月7GBを超過してしまうと、アドバンスオプションを契約していたとしても速度制限の対象になってしまいます。
ですからアドバンスオプションを契約したならば、アドバンスモードで通信できるエリアでは極力アドバンスモードを使い、電波の入りが悪いエリアで使うときだけ標準モードのLTE電波を使うといった使い方がおすすめです。
また、アドバンスモードは加入しただけではダメで、ルーターのネットワークモードの設定欄で標準モードから「アドバンスモード」に設定変更をしておきましょう。
またアドバンスモードは地図で青く塗られた場所で使えます。
アドバンスモード対応エリアは少し狭いですね。
エリア外の場合は通常モードに切り替えて接続することになります。
詳しくは、ワイモバイルの公式サイトでエリア情報をご確認いただくのがよいと思います。
案外アドバンスモードのエリアは狭いので、よく確認しておきましょう。
502HWのエリアを確認する方はこちら
ワイモバイルオンラインストア
Pocket WiFi 502HWの実際の通信速度は?
実際の通信速度はとても気になるところですね。
僕がポケットWi-Fiを購入する時、仕様上の速度よりも実際の通信速度を気にしていて、たくさんのblogやTwitterをチェックしていました。
ナオト
ワイモバイルは、速度制限されていない状態ですと数十Mbpsは出ている声が多く、これぐらいの速度が出て入ればポケットWi-Fiとしては十分ということが分かりました。
また、3日間の通信容量が10GBを超過した際の速度制限は比較的ゆるめと言ってよいかと思います。
速度は確かに落ちるものの2~3Mbpsの速度は出ていて、YouTubeの動画を普通に見れるぐらいの速度です。
おそらくは混雑している時間・場所でだけ制限するような細かい制御をすることで、通信品質を無駄に落とさない努力をしているのだと思います。
しかし、月7GBの上限を超えると容赦なく厳しい速度制限がされる、というのは事実のようですね。
制限時の仕様に近い128kbpsまで速度を落とされているようです。
次に、Pocket WiFi 502HW利用者の方の口コミを、良い・悪いも含めてできるだけ集めました。
通常時の通信速度は?
- 東京飯田橋のオフィスで、下り17~33Mbps。上り14~23Mbps。これぐらいの速度が出ていると体感として十分満足できるレベル。
- 深夜0時にスピートですとしたら53Mbps。固定回線のドコモ光より速くてびっくりした
- 調子が良い時は、下り28.25Mbpsとか38.5Mbpsの速度
- 都内某所、下り40.50Mbps、上り27.49Mbpsで十分快適
- 静岡、Nexus5で繋いで昼間時間で下り38.84Mbps、上り7.40Mbps。これだけ出ていればYouTubeなどの高画質再生でも引っかかるようなことはない。この時のWi-Fi接続形式は2.4GHz。これを高速通信が期待できる5GHzに変更すると同じ場所でも、下り70.19Mbps、上り7.47Mbps。下り速度が約2倍向上した。
速度制限を受けていない通常時の通信速度については、僕の方でも「実際の速度」を測定しています。
こちらの記事もご覧ください。
3日10GB超過時の通信速度は?
- 3回計測して平均3Mbpsぐらい、しかし同じ制限かかっている時でも調子が良いと14Mbps、28Mbps出ている時もあって必ずしも1Mbpsに制限されるわけではなさそう
- 規制時も4.68Mbps出ている。1Mbps以上出ているのでYouTubeで1080Pの画質も問題なく見れる。
- 下り2.8Mbps~3.6Mbps、上り3.5~27.1Mbps。下り3Mbsp近く出ているのでYouTubeの標準画質は普通に見れている
- 下り3.56Mbps、上り0.38Mbps。この状態でもYouTubeのHD画質のムービーは視聴は可能だった。
月7GB超過時の通信速度は?
ナオト
- 下り0.05Mbps、上り7.67Mbps。月7GBの上限を超えると128kbpsまで速度を下げるという仕様なので、かなり制限されている。
- 下り0.04Mbps、とても耐えられない速度になってしまいました。
テレビの視聴方法
Pocket WiFi 502HWの目玉機能でもあるテレビの視聴方法についてご説明します。
とても簡単です。
はじめに専用アプリをダウンロードしておきます。
Pocket WiFi 502HWのテレビアンテナを引き伸ばす
Pocket WiFi 502HWでアプリ「テレビ視聴」を起動
※この画面はiPhoneの画面です。Androidでもご覧いただけます。
たったこれだけでテレビを観ることができます。
参考:テレビ視聴画面の見かた
最新モデルPocket WiFi 603HWと502HWの比較
603HWは、502HWと比較して通信速度が数倍速い規格に対応しています。
かなり進化しましたね。
質量(重さ)も15g軽くなりました。
一方、連続通信時間は旧機種の502HWの方が長いですね。
最新モデルでは搭載しているバッテリー容量を少し小さくしたので、この点は仕方ないところですね。
契約プランや通信容量の比較
Pocket WiFi 603HWとPocket WiFi 502HWで比較
Pocket WiFi 603HW | Pocket WiFi 502HW | |
契約プラン名 | Pocket WiFiプラン2 | Pocket WiFiプラン2 |
月額料金 | 3,696円 | 3,696円 |
月間通信容量上限 | 7GB (3日間10GB制限あり) |
7GB (3日間10GB制限あり) |
契約期間 | 3年間 | 3年間 |
アドバンスモード | 対応、別途月額684円 | 対応、別途月額684円 |
ルーター本体価格 | 62,208円 | 41,400円 |
アドバンスオプション契約時の月額料金 ※ルーターは36回分割払い、割引適用後 |
4,878円 | 4,378円 |
※税込表示
ナオト
こんな風に選ぶとよいですよ!
Pocket WiFi 603HWは、ワイモバイルの現行ルーターの最新モデルということもあり、最高スペックで素晴らしい性能を持っていますが、その分ルーター本体価格が502HWと比較して2万円高いです。
表の月額料金の差は、ルーター本体価格の差ですね。
603HWについては、比較的速度も高速で出ているというユーザーの声もありますので、速度を求める方で料金に納得ができれば602HWは買いだと思います。
ワイモバイルは3年契約ですから、ルーターの性能が高い方が満足できると思います。
一方、速度・料金・バッテリー持ちなどのバランスを重視したい方は、502HWがおすすめです。
どちらのルーターであっても契約プラン、月間通信容量上限、契約期間などは同じです。
- 電波重視。地方、地下、室内でも繋がる電波を求めている方
- WiMAX2+でサービス提供エリア外だった方
- 速度・料金・バッテリー持ちなどのバランスを重視したい方
- 外出先でモバイルルータを利用する機会が多く、電池が長持ちするルーターが欲しい人。
- テレビを買うほどではないけれど、時々テレビを見る機会がある人
Pocket WiFi 502HWを入手する方法
Pocket WiFi 502HWは、ワイモバイルオンラインストアで正規品を購入しましょう。
ワイモバイルとWiMAX2+でお悩みの方へ
ポケットWi-Fiには大きく、ワイモバイルのPocket WiFiと、WiMAX2+があります。
ワイモバイルは、WiMAX2+よりも電波が隅々まで届いて室内でも利用しやいのが特長です。
その代わりは、料金は少しお高めで、かつ原則は月間通信容量上限のあるサービスになっています。(有料のアドバンスオプションを契約して、対応のエリアで通信をすれば無制限に通信はできます)
しかし、もう少し価格を安く抑えたポケットWi-Fiを契約したいという方も多いです。
そのような方は、WiMAX2+も検討されることをおすすめします。
僕がおすすめしているWiMAX2+は、「ブロードワイマックス」です。
なぜなら、月額料金がWiMAXの中で最安値、最新ルーターが無料提供されているからです。
コスト面ではワイモバイルよりも安いですね。
また、こちらの記事もご参考にしていただければと思います。
まとめ
ワイモバイル「Pocket WiFi 502HW」の評判・口コミ・レビューをご紹介しました。
Pocket WiFi 502HWは性能が高く、電波の入り具合、通信速度、テレビ機能が付いている点を高く評価する利用者の声が目立ちました。
その他の項目全体を通してみても、これといって致命的な欠陥がない安心できる機種ですね。
僕も「Pocket WiFi 502HW」を利用して同じ感想を持っています。
非常によくできたルーターだと思います。
また上ではご紹介しきれませんでしたが、ワイモバイルで契約をすると「ソフトバンクWi-Fiスポット」を使える点にメリットを感じている人が案外多くて驚きました。
確かに外出先のあちこちにソフトバンクWi-Fiスポットのステッカーが貼ってあるのをよく目にします。
活用すればパケット量の節約にもなりますね。
以上、参考になれば幸いです。