本記事では、台湾のWiFi事情、旅行時にモバイルルーターをレンタルするメリットについてまとめました。
台湾は公共フリーWiFIの提供にも力を入れており、もはやフリーWiFiだけでも過ごせそうな感覚さえします。公共交通機関でもWiFiが使えるので、旅行者にとっては便利ですよね。
ただしフリーWiFiは「誰でも」使えるというのが怖いところ。その辺りもまとめていますので、台湾旅行へ行かれる際の参考にしてください。
目次
台湾には大きく分けて2つの公共フリーWiFiがある
日本よりも発達していると思われるフリーWiFi。
その特徴として、台湾では公共フリーWiFiが2つあります。
旅行客に人気の台北はもちろん、高雄に行かれる方にも便利な公共フリーWiFiがあるんです。
それは次の2つになります。
- Taipei Free
- iTaiwan
それぞれについて詳しくご説明しますね。
登録方法も載せておきますので、参考にしてください。
台北に行くなら「Taipei Free」
台北市がサービス提供しているフリーWiFiの「Taipei Free」
旅行や仕事にと、台北市を訪れる方には便利なサービスです。
「Taipei Free」のスポットは9,000以上もあるため、ぜひ利用したいですよね。
ところが、2018年までは外国人観光客も使えてたTaipei Freeですが、現在は使えません。
日本語表記のサイトで事前登録までできたのに残念。
ただし使える方法はあります。
- 台湾のSIMカードを購入
- 国際SMS受信の設定をする(端末によりできないものも有)
フリーWiFiを利用するのに、わざわざSIMカード購入するのはあまりおすすめできません。
スマートフォンには国際SMS設定がありますので、こちらを受信可能にしておけば大丈夫。
- 「本國使用者」を選択
- 電話番号を入力
- セキュリティコードを入力
- 同意にチェックを入れる
- 確定をタップ
- SMSで届いたコードを入力
- パスワードは地震で作った英数字6~12字で設定
- 確定申請を竜飛
ここまでできたら、スポットで利用するときには、登録した電話番号とパスワード入力で利用可能になります。
ちなみに、サイト内で本國使用者ではなく、境外旅客(いわゆる外国人を指す)を選択した場合、Taipei Freeではなく、これから説明する「iTaiwan」を使うよう誘導されます。
台湾を周遊するなら「iTaiwan」
つぎは台北のみならず、台湾全土に渡って利用できる「iTaiwan」です。
先のほどのTaipei Freeは台北市内のみですが、こちらは場所を選ばず利用できます。
日本でも事前登録ができるのでぜひ試してみてください。
- 台湾入国日を入力
- 国籍を入力
- パスポート番号を入力
- 「Check」をクリック
- 西暦で生年月日を入力
- iTaiwanの利用日数を入力
- メールアドレスの入力
- 台湾への到着空港を選択
- 「submit」をクリック
- 「Agree」をクリック
お次は台湾に到着してからの登録方法。
こちらはとっても簡単なんです。
- 台湾観光局のトラベルサービスセンター(空港などに設置)へ行く
- パスポートの提示
- あとはスタッフが設定して完了
「iTaiwan」と伝えれば、あとはスタッフの方が設定まで完了してくれますので、すぐに利用することができます。
自分で登録するのが難しい方は、到着空港で簡単に設定してもらえるので便利ですね。
実はこのiTaiwanのIDとパスワード、他の都市にある公共フリーWiFiにもそのまま利用できるという優れもの。
台南や台東、新北とそれぞれ公共フリーWiFiを提供していますので、周遊される方の強い味方にもなります。
台北のフリーWiFiスポットは盛りだくさん
公共フリーWiFi以外でも、フリーWiFiが使えるスポットはたくさんあります。
今回は旅行者にも人気の台北について詳しく説明していきます。
- 空港
- コンビニ
- ホテル
- カフェ・レストラン
- リムジンバス
- MRT(地下鉄)
公共交通機関でも使える台北なら、到着直後からお世話になりそうですね。
空港(台湾桃園空港・台北松山空港)
空港にもフリーWiFIがあり、接続も悪くありません。
日本から多くの到着便がある台湾桃園空港はもちろん、台北松山空港も利用可能。
ただし、台北松山空港は空港専用のフリーWiFiではなく、先ほど紹介した公共フリーWiFiに接続して利用することになります。
台湾桃園空港はAir port free WiFiに接続しますが、登録は不要。
接続さえ完了すれば、誰でも利用出来ます。
コンビニ(セブンイレブン・ファミリーマート)
台湾に行くと多くの日系コンビニがあることに気付きます。
その中でもセブンイレブンは王道のコンビニ。
日本でもコンビニはフリーWiFiを提供していますが、台湾でもまったく同じことがいえます。
登録が必要なため、SMS受信できる端末でないといけません。
電波は決して良好とはいいがたいので、メールやLINEなど簡単な操作での利用をおすすめします。
またセブンイレブンは利用制限があり、1回30分まで、さらに1日3回までと決まっていますので注意してください。
ファミリーマートもセブンイレブンと同じ要領で利用になります。
ホテル
ホテルもフリーWiFi環境は整っています。
場所によっては有料なこともありますが、基本的には無料と思ってもらえば大丈夫。
パスワードはしっかり聞いてくださいね。
ただし、人気ホテルの場合はアクセス数も多いことから、つながりにくくなっています。
そんなときは、公共フリーWiFiを使うのも手です。
カフェ・レストラン
カフェやレストランでもフリーWiFiが使えますが、注意する点もあります。
お店のパスワードをもらうだけで接続できる場所もありますが、台湾の電話番号が必要な場合もあるんです。
SIMカードを購入していないと接続できないというデメリットも。
こんなときは公共フリーWiFiのスポットになっていれば、そちらを利用した方がよさそうですよね。
他国では気軽に利用できるチェーン店も台湾では一味変わってきます。
カフェ・レストランのおもなスポット
店名 | 備考 |
マクドナルド | 台湾の電話番号が必要 |
スターバックス | 台湾の電話番号が必要 |
伯朗珈琲館 | パスワード不要 |
リムジンバス
台北市内へのアクセスとして便利なリムジンバスが空港から出ています。
なんとこの車内でもフリーWiFiが使えるんです。
多くの旅行者が利用するリムジンバスは、深夜便にピッタリのアクセス方法。
LCCで渡航する方は、お世話になる可能性大です。
MRT(地下鉄)
台北市内のアクセスの足となるMRT(地下鉄)。こちらも車内でフリーWiFiを利用することができます。
空港とを結ぶ空港線には「TyMetro」というフリーWiFi。利用同意後、すぐ使うことができますが、30分の利用制限がかかります。ただし再ログインすれば、また30分利用可能なのでご安心ください。
その他の路線は「TyMetro」を使うことはできません。
別路線を使う場合は「TPE Free AD WiFi」というものを使用します。利用時間は30分と決まっています。
同じく何度でも再ログインで使うことができるのも嬉しいですね。
フリーWiFiだけで過ごせる?実はフリーWiFiにはデメリットが存在する
WiFi天国ともいえる台湾ですが、メリットだけではありません。
デメリットもしっかり抑えておくことで、危険を最小限におさめることができます。
これからお伝えするフリーWiFiのデメリットは、台湾だけに限ったことではありません。
しっかり内容を確認してくださいね。
- フリーWiFiは、利用できる場所が限定される!移動のたびに接続し直すはめに
- 電波状況は安定していないことも!モバイルルータがあれば不安も解消
- セキュリティ低下問題は、避けて通れない
フリーWiFiは、利用できる場所が限定される!移動のたびに接続し直すはめに
フリーWiFIの嬉しいところは、そのスポットに行けば無料で使えるという点。
ただし、フリーWiFiはそのスポットでしか利用することはできません。
それなら公共フリーWiFiを使えばいいと思われるかもしれませんが、公共フリーWiFiもどんな場所でも利用できるわけではないんです。
そのため移動しながらの接続は難しいというデメリットがあります。旅行中やビジネスでの移動もインターネットは使いたいですよね。
電波状況は安定していないことも!モバイルルータがあれば不安も解消
誰でも気軽に使うことができるフリーWiFiは、その分アクセスする人も多いため電波状況は不安定。
もともと電波が弱いスポットもあるので、サクサク利用することができない場合もあります。
電波状況はつねに安定して利用したい。
そんなときはモバイルルーターがあると不安も解消できるんです。
セキュリティ低下問題は、避けて通れない
台湾のフリーWiFiは登録制が多いですが、すべてのスポットで導入しているわけではありません。
セキュリティが強化されていないフリーWiFiは、情報が野ざらし状態。
最悪の場合、個人情報が盗まれる可能性もあります。
とくに気をつけてもらいたいのが、個人情報やクレジットカード情報。
フリーWiFiを利用するときは、これらの送受信は控えてください。
台湾でもモバイルルーターをレンタルするメリットは主に3つ
便利なフリーWiFIでもデメリットを回避するのは難しいです。そこで便利なのがモバイルルーターのレンタル。
例えば、グローバルWiFiは海外用のレンタルルーターサービスで有名です。
レンタルするルーターは、本人専用ルーターなので第三者が勝手に使うことはできません。
さらに複数台つなげて使うことも可能。グループ旅行なら出費も抑えることができるんです。
それでは、モバイルルーターをおすすめするメリットを紹介しますね。
- 移動中の電波を気にしなくてすむ
- 現地の電波を使うから速度の心配もいらない
- 個々に割り当てられたパスワードでセキュリティは安心
移動中の電波を気にしなくてすむ
まずはスポットを気にしなくていいということ。
フリーWiFiを使っていれば避けて通れない問題も、モバイルルーターをレンタルすれば移動中も楽に使うことができます。
先ほどもお伝えしたように、台湾全土で利用できるiTaiwanであってもすべての場所で利用することは不可能。
ましてや移動中も期待できません。
旅行に行くなら、インターネットはすぐに使える状態にしておきたいですよね。
そんな心配も、モバイルルーターなら不要なんです。
現地の電波を使うから速度の心配もいらない
モバイルルーターの中でもとくにおすすめしたいのがグローバルWiFi。
グローバルWiFIは現地の電波を使って利用するため、電波も良好なんです。
フリーWiFiのように、アクセスが集中してつながりにくいという心配も起こりにくいメリットも。
インターネットをサクサク利用したいなら、モバイルルーターは必須といえます。
個々に割り当てられたパスワードでセキュリティは安心
インターネットを使う上でもっとも大事なことはセキュリティです。
モバイルルーターは、ルーター個々に対して1つのパスワードが割り振りされています。そのため、あなた専用のルーターなのでセキュリティ面も心配ありません。
グローバルWiFiもその点は強化しているので、安心して利用することができます。
じつは僕も以前、フリーWiFiを使ったことがありますが、セキュリティのことが心配になりました。僕は運よく被害に合いませんでしたが、皆がそうとは限りません。
乗っ取り被害も出ていますので、とくに気をつけたい部分ですね。
快適で安心なグローバルWiFiは、台湾でおすすめのモバイルルーター
フリーWiFiの提供は日本以上ともいえる台湾ですが、現地で快適に使うにはモバイルルーターがあると大変便利です。
料金も低価格でサービス体制も万全なグローバルWiFiなら、きっと台湾でも安心して使っていただけます。
僕も海外旅行に行くときはいつもお世話になっているグローバルWiFi、使い勝手も良好なのでぜひ試してみてください。