この記事では、光回線にどんなデメリットがあるか詳しく解説しています。
インターネット通信は、この何年かでものすごく進化しています。
光回線は、今の通信サービスの中では最高品質をもっており、事業運営を行う法人が通信サービスを検討する際には必須のインフラですが、あまりに高品質な通信回線のため、個人で利用するとさまざまなデメリットが生じます。
本ページでは、個人が光回線を利用する際のデメリットや特徴についてご紹介するとともに、光回線以外の選択肢も提示します。
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目次
光回線を利用した場合のデメリット5つ
光回線はADSLのように電話線を使ったものではなく、光ファイバを使った通信サービスです。
日本ではガスや水道のように電話線も全世帯に敷設する義務があるので、国内のどこに引っ越しても必ずADSLが利用できる環境と言えますが、光ファイバは個別に用意しなければなりません。
個別に用意するという事は環境に応じて敷設できない可能性があったり、コストがかかる事に繋がります。
ここからは利用者にとって、特に直感的にデメリットと感じやすい5つの点について順にご紹介していきます。
光回線工事には、許可、時間、工事費が必要
光回線はすべての住居に敷設されているものではなく、必要になったタイミングで導入するものです。
ですから建物の所有者の許可(大家さんなど)が必要です。
また工事といって通常は1〜2カ月待ってから工事となるので時間もかかります。
そしてもちろん、工事費の負担もあります。
だいたい金額にすると1.5〜2万円ぐらいが相場です。
集合住宅の光回線は速度が遅い
集合住宅では、賃貸物件でも分譲物件でも建物のオーナーや管理組合の承諾を得なければ敷設工事は行えません。
また集合住宅における最大のメリットは速度が遅いことです。
1つの回線を複数人で使用するからです。
利用料が高い
光回線の利用料は、高いです。
近年は、WiMAXやポケットWi-Fiのような安いWiFiサービスも数多く登場しており、選択肢は色々あります。
それでも相変わらず光回線は最も利用料が高いサービスです。
光回線とWiFiサービスの料金比較
光回線 | WiFiサービス | |
月額料金 | 4,000〜8,000円 | 3,000〜4,000円 |
工事費 | 15,000〜40,000円 | 工事不要 |
WiMAXやポケットWi-FiのようなWiFiサービスは、技術革新が進み、光回線並みの速度・安定感に近づいています。
賢い人はすでにWiFiサービスに乗り換えはじめています。
しかし、光回線は値下がりしないのが現実です。光回線は負担が大きな回線サービスと言えます。
工事不要、料金が安いWiFiサービスは、ブロードワイマックスです。
光回線ルータは、有料レンタル契約
光回線を利用するにはルータを用意する必要があります。
近年はルーターをレンタルする形が主流です。
月額料金を支払ってレンタルすることになります。
レンタル費用はプロバイダにより異なりますが、高いものでは1,000円弱するものもあります。
ここでも余計な出費があります。
基本料に合算されて厳密なレンタル費が目に見えないケースもありますが、もし機器を破損すると機器損害金を請求されるので機器の管理には十分配慮しなければなりません。
ルータを自由に持ち運びできない
光回線は固定回線ですので、レンタルしたルーターを契約住所以外に持ち運んで利用する事はできません。
スマホやタブレットが普及した現在は、外出先でネット通信する事も一般的ですが、光回線はWiFi回線のようにひとつの契約でどこでも利用できる性質のものではありませんので、実質自宅から出てしまうと意味のない回線と言えます。
また、引っ越し先でも利用したい場合は回線事業者とプロバイダに連絡して移転手続きをする必要がある為、非常に手間がかかる点もマイナスポイントです。
光回線を利用する3つのメリット
光回線のメリットについても触れておきましょう。
光回線は固定回線としてのデメリットはあるものの、最高峰の通信サービスです。
数々のデメリットがあるにせよその恩恵は素晴らしいものがあります。
ここからは光回線のメリットを3点ほどご紹介します。
1.光回線は速度が速い
個人が利用する通信機器は年々発達しており2019年現在、個人が利用できる光回線の最大速度は2G/bpsまで高速化しています。
光回線以上に速度が出るものはないと言えます。
ただし、20Mbpsから30Mbpsもあれば一般的なネット通信で困る事はありません。
今話題の4K放送ですら25Mbpsで十分足りると言われています。
2G/bpsというのは正直、個人の手に余るものですが、光回線が通信方式の頂点という事は今後も変わらないでしょう。
2.最高品質の安定性
通信速度と同様に、光回線の安定性は極めて高く個人利用できる回線サービスでは最高品質です。
3.光回線は、IP電話が利用できる
光回線を利用するとそれまでアナログだった電話回線をデジタル化できます。
利用料は回線事業者によりますが、概ね基本料500円から利用でき、通話料はアナログ回線では距離に応じて変動していたのが一律料金になるなど電話を使う事が多い方にはうれしいサービスです。
ただし、もともとNTTのアナログ回線を利用していて別の回線事業者を利用する場合など一部のケースでは番号を引き継げない可能性がある事に注意が必要です。
賢い人は、光回線からWiFiサービスに乗り換えている
近年ではWiMAXのようなWiFiサービスの進化が進み、通信品質は光回線に追い付くほどになりました。
速度の面でも利用者が多い光回線は常に混雑しており、WiFiの速度が速いケースも見受けられます。
そして料金も安いです。
そのため本当に高い利用料を払ってまで光回線にする必要があるのかよく検討する事が大切です。
光回線並みに早く、そして料金が安いWiFiサービスは、ブロードワイマックスです。
光回線とWiFiサービスの違い
光回線とWiFiサービスの違い
光回線 | WiFiサービス | |
最大通信速度 | 1〜2Gbps | 758Mbps |
安定性 | 高い | 普通 |
月額料金 | 4,000〜8,000円 | 3,000〜4,000円 |
工事 | 必要(別途工事費) | 不要 |
ルーターの持ち運び | 不可 | 可能(モバイルルーターの場合) |
光回線とWiFiサービスには、上の通り違いがあります。
もっとも大きな違いは工事の有無ですね。
光回線の場合工事費が必要になります。
通信速度、安定性の面では光回線が優秀ですが、WiFiサービスも進化しており一般個人利用においては十分なレベルまで到達しています。
こんな人におすすめ(光回線・WiFiサービス)
- 瞬発力が要求されるオンラインゲームを日常的に行っている方
- Youtubeやツイキャスなどで動画のアップロードや配信を行っている方
- 家族全員で毎月沢山のネット通信を利用している方
- 新築の戸建てに移る予定のある方
- 主に夜間や休日といった短い時間しか利用しない人
- SNS、検索、月30時間未満の動画視聴がメインの方
- 自宅だけではなく移動中でも高速な通信を利用したい方
- スマホの利用頻度が高く、容量を毎月買い足している方
- 自宅でネット通信を利用する人が少ない、または単身者の方
- 出張が多く、自宅でネットを利用する頻度が少ない方
- 集合住宅にお住まいの方
Wi-Fiサービスのおすすめはブロードワイマックス
Wi-Fiサービスには色々なサービスがありますが、僕はブロードワイマックスをおすすめします。
ブロードワイマックスは、いわゆる「WiMAX」というサービスでしてこれが今の日本のWiFiサービスでもっとも使い勝手が良く人気があるからです。
競合として、ワイモバイル社がポケットWiFiを出していますが、利用料、通信速度、通信容量、対応エリアのどれをとってもブロードワイマックスが優れているからです。
Wi-Fiサービス比較
WiMAX | LTE(ポケットWiFi) | |
月額料金 | 2,700〜4,880円 | 3,696〜8,000円 |
最大通信速度 | 758Mbps | 788Mbps(実測ではもっと遅い) |
月間通信容量 | 無制限 | 3〜30GB |
対応エリア | 広い | 広い |
光回線 vs ブロードワイマックスを比較
ここからは光回線と、WiMAXを最安値で利用できるブロードワイマックスについて
費用と使い勝手の2点を比較していきます。
費用比較
代表的な光回線サービスであるフレッツ光と、ブロードワイマックスを比較してみます。
ブロードワイマックス vs 光回線料金比較
ブロードワイマックス | フレッツ光・集合住宅 | |
初期費用 | 3,000円 | 800円 |
工事費 | なし | 7,600〜18,000円 |
1〜2カ月目 | 2,726円 | 4,150円 |
3〜24カ月目 | 3,411円 | 4,150円 |
25カ月目以降 | 4,011円 | 4,150円 |
1年間総費用 | 42,562円 | 58,200円 |
2年間総費用 | 80,494円 | 108,000円 |
3年間総費用 | 128,626円 | 157,800円 |
※ここではNTTのフレッツ光で比較しています。
※工事費は施工する時間帯や曜日などによって追加請求の可能性があります。
安いのは明らかにブロードワイマックスですね。
工事が不要なので工事費が発生しないこと、月額料金も明らかに光回線よりも安いです。
ネット通信の使い勝手の比較
WiMAXは、通信スペックの面ではわずかに光回線に及びません。
しかしそれでも、日常生活で普段使いする上で、ほぼ全てのネット通信が支障なく利用できます。
瞬発力を要するオンラインゲームなどはやや力不足を感じる可能性がありますが
モバイル回線ならではの利点として移動中や出張先など場所を選ばずに高速通信が実現できる事があげられます。
生活スタイルによってより遅延の少ないホームルータタイプも選べますので、多くの方にとっては実質的に光回線とほぼ同等の通信スペックであると言えるでしょう。
- WEBサイト閲覧
- Youtube高画質動画の視聴
- リアルタイム対戦型以外のオンラインゲーム
- オンライントレード
- 外出先での高速通信(モバイルルータのみ)
- WEBサイト閲覧
- Youtube高画質動画の視聴
- Youtubeやツイキャスなどの動画配信
- リアルタイム対戦型を含めたオンラインゲーム
- オンライントレード
- オプションとしてひかり電話や地デジを受信できる
WiMAXなら用途に合わせてルーターが選べる
ブロードワイマックスでは、外出先で使用するモバイルルーター、自宅利用メインで使用するホームルーターの2つをラインナップしています。
上記3つのルーターからお選びいただけます。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
光回線を個人が利用する際に生じるデメリットまとめ
光回線を個人が利用する際に発生するデメリットをまとめると以下の5つです。
- 光回線工事には、許可、時間、工事費が必要
- 集合住宅の光回線は速度が遅い
- 利用料が高い
- 光回線ルータは、有料レンタル契約
- ルータを自由に持ち運びできない
光回線は多くの方にとって、高性能すぎる回線です。
WiMAXは光が導入されていない集合住宅でも高速通信が利用したい人や光回線ほどの性能を持っていなくても十分なのでなるべく月々の通信費を抑えたいという方にはぴったりの回線サービスです。
光回線とは違ったインターネットの使い勝手が選べるようになりますので、これまで通信品質を懸念して敬遠していた方にもブロードワイマックスがおすすめです。
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