プロバイダーから「ADSL終了のお知らせ」が届いたけど、次どのサービス選んだらいいの?
NTTから「フレッツADSL終了」のお知らせがきたよ・・・、どうしよう。
このページでは、次々と終了(廃止)しているADSLの現状説明、ADSLの次に選択すべきインターネット通信サービスの候補について取り上げています。
安くて、使い勝手がよいADSLに替わるサービス(代替サービス)をご紹介します。
目次
ADSLは、次々と終了(廃止)している
2000年頃にADSLサービスが開始されて、すでに17年も経過しました。
光回線の普及や、WiMAXなどのモバイル系サービスの発達に伴い、古い通信技術のADSLはその役目を終えようとしています。
ADSL利用者数は年々減少していて、通信会社は「ADSLのサービス終了」、「ADSL新規申込終了」を次々と発表しています。
これに伴い契約者宛に、ADSLサービス終了連絡が届きはじめています。
特に最大シェアを持つNTT東日本・NTT西日本が提供する「フレッツADSL」は、2023年にサービス終了することが公式アナウンスされています。
事実上これがADSLの本当の意味での「終了・廃止」になると見込まれています。
ADSL終了に向けた各社の発表
2023年1月31日(火)をもって「フレッツ光」の提供エリアにおいて、「フレッツ・ADSL」のサービス提供を終了いたします。(2017/11/30)
「So-net ADSL (ACCA)」サービス提供終了のお知らせ(2015/6/22)
「フレッツ・ADSL」の新規申込受付終了について(2015/7/31)
法人向けADSLサービスの新規申し込み受付終了について(2016/5/23)
OCN ADSL セットサービスをご利用中のお客さまへ(サービス終了のご案内)
ADSL接続(アッカ)サービス提供終了のお知らせ(2017/2/13)
大手の通信会社が次々と発表していますね。
少し具体的に見てみますと、このような感じで発表されています。
ADSLの終了理由とは?
利用者数の減少が最大の理由です。
総務省の資料によると、国内ADSLの全契約数は2011年には820万件ありましたが、わずか5年後の2016年末時点では288万件まで減少。
急激に契約者数が減っていることが分かります。
2014年と2015年を比較しても、1年間で44万件減少しています。
光回線、WiMAX2+という次世代の通信サービスが登場していることから、ADSLが選択されなくなってきたというのは仕方のないことです。
通信会社は、一定の契約者数を確保できなければ、事業を継続できないため、通信設備を維持することもできません。
終了せざるを得ないという事情もあるのでしょう。
「サービス終了」もあれば、「新規申込受付終了」もあるのはなぜ?
上記通信会社の発表には、サービス終了を発表する会社もあれば、新規申込受付終了を発表している会社もあります。
これは単に終了時期の違いからくるものです。
「新規申込受付終了」を発表している会社が次にすることは、サービス終了です。
今はそのサービス終了に向けて着々と準備をしています。
「新規申込受付終了」はそのステップの一つに過ぎません。
いずれにしましても、ADSLは終了に向かっています。
「新規申込を終了しただけであれば、まだ利用はできるから大丈夫だ」とお考えの方もいらっしゃると思います。
しかし、すでに終了を控えているサービスですから、通信会社は多少回線が混雑しても、設備増強は普通はしません。
通信品質が劣化しても改善されない可能性が高いです。
またサポート対応の優先度が下がるケースも想定されます。
基本的に、ADSLはいつサービス終了してもおかしくありませんので、光回線、またはWiMAX2+などの次世代サービスに移行することが現実的な選択肢となってきます。
ADSLの乗り換え先候補!光回線、それともWiMAX2+がよい?
ADSLの次のサービス候補として、光回線とWiMAX2+があります。
料金だけでなく、速度や契約期間なども含め総合的に判断しましょう。
光回線 と WiMAX2+ の比較
まずは大枠を把握するために2サービスを比較をしてみました。
ここでは日本でもっともシェアの高いNTT東日本フレッツ光と、無線インターネットサービスでもっとのシェアの高いWiMAX2+を比較しています。
黄色で塗ったところは優れている点です。
一般的な光回線とWiMAX2+の仕様
光回線 ※1 | WiMAX2+ ※2 | |
月額料金 | 6,100円 | 4,041円 |
回線工事 | 必要18,800円 | 不要 |
最低利用期間 | 2年 | 2年or3年 |
違約金 | 9,500円 | 0~19,000円 |
利用開始まで | 2〜3週間 | 最短当日 |
提供エリア | 日本全国 | 日本全国 |
携帯性 | なし | あり |
速度 | 1Gbps(1000Mbps) | 758Mbps |
月間通信容量制限 | なし | なし |
引越の時の対応 | 回線撤去→新設→住所変更 | 住所変更のみ |
税込表示
※1 光回線は、最大シェアを持つNTT東日本の戸建タイプのフレッツ光ネクストギガファミリー、プロバイダは同じく最大シェアを持つOCNを例として取り上げています。
※2 WiMAX2+は、ブロードワイマックスを例に取り上げています。
光回線のメリット・デメリット
ここで光回線のメリット・デメリットと整理してみます。
ADSLの乗り換え先としては、十分なスペックですね。
ただし、料金がADSLよりお高くなるのがネックです。
- 自宅までは有線回線のため、回線が極めて安定
- 月間通信容量の上限なし
- 高速通信(最大通信速度1Gbps)
- 複数台端末を同時接続できる(別途、Wi-Fi機能付きルーターをレンタルまたは購入)
- 光回線工事が必要(工事費が発生)
- 月額料金が高い
- 利用開始までに平均2〜3週間かかる
- 最低利用期間あり(途中解約は違約金発生)
- 持ち運びできない
- 引越しの時に大変(回線撤去工事、回線新設工事)
WiMAX2+のメリット・デメリット
ここでWiMAX2+のメリット・デメリットと整理してみます。
ADSLの代替サービスとして十分なスペックですね。
WiMAX2+ならADSLの時の料金とそう変わりません。
無線(Wi-Fi)なので、むしろ使い勝手はアップします。
速度面でも申し分ないでしょう。
- 工事不要
- 最短翌日から利用可能
- 月額料金が安い
- 月間通信容量の上限なし
- 高速通信(最大通信速度440Mbps)
- 複数台端末を同時接続できる(別途ルーター不要)
- 持ち運び可能(選ぶルーターによる)
- 引越しの時は契約住所変更だけで済む
- 最低利用期間あり(途中解約は違約金発生)
結論:ADSL利用中の方に特におすすめ!WiMAX2+「Speed Wi-Fi HOME L01s」
ADSL利用中の方に特におすすめのサービスとして、ブロードワイマックスの「Speed Wi-Fi HOME L01s」があります。
月額2,728円から使えて、ADSLよりも速いし、工事も不要です。
なぜ、おすすめなのかと言いますと・・・
- 料金の安さ(実質、ADSL並みの料金)
- 工事不要
- コンセントに繋ぐだけで使えるから誰でもカンタン
- Wi-Fiルーター無料提供、ルーターに毎月お金がかからない
- ADSLよりも高速・安定しているから快適
- 無線インターネットだからケーブル不要で手軽
- 引き続き、家族みんなで使える
光回線はまず「料金が高い」というのがネックです。
そして工事が必要、ルーターはレンタルで毎月350円ぐらいのお金がかかります。
地味に高いです。
これらの不満を解消したサービスとして、WiMAX2+の「Speed Wi-Fi HOME L01s」が本当におすすめなのです。
「Speed Wi-Fi HOME L01s」は、無線によるインターネットなのですが、ご自宅で使うことに特化した専用ルーターなので通信が安定していますし、速度も100Mbps超とADSLよりも遥かに速いです。
おまけに工事不要でコンセントに挿すだけで使えるので、いまADSLをお使いの方は、WiMAX2+の利用を開始して、問題なければADSLを解約するといった形で利用できます。
光回線の場合は、2万円近くする有料工事してから解約って難しいですからね。
家族全員で使えるWi-Fiなので、おすすめです。
なお、「Speed Wi-Fi HOME L01s」はブロードワイマックスで契約すると無料で入手できます。
ADSLからWiMAX2+への乗り換え手順
ナオト
それぞれ異なるサービスですので、ADSL解約と、WiMAX2+の新規契約は別々で手続きを進めてOKです。
ただし先にADSLを解約してしまうと、インターネットができなくなってしまいますので、WiMAX2+を契約してルーターをコンセントに挿してネットが使えるようになってからADSL解約の方が不便はないと思います。
メールアドレスが引き継げない場合の対処方法
ナオト
ADSLのプロバイダーを解約をしてしまうと、プロバイダ発行メールアドレスが使えなくなります。
メールアドレスを維持したい場合は、ADSLを契約しているプロバイダーの一番安いプランに契約変更をして契約を残すことで、メールアドレスも維持されることをおすすめします。
プロバイダーによってはメールアドレスだけのプランもあります。
メールアドレスを変更してもよいという場合は、これを機にGmailやYahooメールなどのフリーメールに移行しておくと、今後プロバイダー変更があっても同じメールアドレスを利用できますのでよいかと思います。
ADSL終了のまとめ
終了に向かっているADSLの現状説明、ADSLの次に選択すべきサービス候補について説明をしました。
ADSLを利用されている方は、突然ADSL終了の連絡が来て困ることのないよう、早めに次世代のサービスであるWiMAX2+を検討してみてはいかがでしょうか。
また、料金の安さにこだわりたい方は、上でご紹介したサービスは特に料金的メリットがあるのでおすすめです。