WiMAX2+の契約更新月が迫っているので、WiMAX2+を継続しようか、それともソフトバンクエアーに変更しようか?
お悩みではありませんか?
悩むところですよね。
どちらも工事不要で手軽に導入でき、かつ月間通信容量の上限がなく利用できるため、どちらがよいか選択することはとても難しいです。
ナオト
私は、ソフトバンクエアーへの乗り換えを検討した際に色々と調べました。
結果的には全ての面で優っている「WiMAX2+」を継続することにしました。
目次
結論:ソフトバンクエアー やめましょう。WiMAX2+がいいですよ
結論から申し上げますが、僕は「ソフトバンクエアー」は本当におすすめできません。
理由は後半の「ソフトバンクエアーをおすすめできない理由」でご紹介します。
多くの人にとってソフトバンクエアーはおすすめできるサービスではありません。
正直、ソフトバンクエアーを契約するぐらいなら、同じことができるWiMAX2+のホームルーターが絶対いいです。
月額料金が安いし、速度も何倍も速い、電波も安定しているです。
おまけにルーターは無料です。
このルーターです。
Speed Wi-Fi HOME L01sを無料提供しているプロバイダー「ブロードワイマックス」があります。
ここは料金が安い上にルーターが無料なのでおすすめです。
ソフトバンクエアーへの乗り換えは特に注意! 冷静に考えよう!
本ページでは、ソフトバンクエアーとWiMAX2+について、利用できる場所・料金・通信速度・契約年数・通信容量制限などの重要ポイントを比較しています。
WiMAX2+から乗り換えるべきかどうかの参考にしてもらえればと思います。
なお現在、ソフトバンクショップやワイモバイルショップでは、ソフトバンクエアーの販売に力を入れています。
売り込まれてその場で契約をしてしまうのではなく、一度冷静に検討されるほうがよいと思います。
また、SoftBak Airの評判については、下の記事で深く掘り下げて書いています。
ぜひ読んでいただきたいです。
全体比較「ソフトバンクエアー」vs「WiMAX2+」
両者サービスを比較してみました。
一見似ているサービスですが、よく見るとだいぶ違います。
赤枠は、優れている項目です。
※ソフトバンクエアーには、ルーターを購入(58,320円)して分割払いするタイプ、ルーターをレンタル(月490円)の2タイプがあります。ここではルーターをレンタルするタイプを掲載しています。※WiMAX2+は、ブロードワイマックスを例として掲載しています。※1 最大通信速度は、ソフトバンクエアー、WiMAX2+いずれも一部エリアでのみ利用可能な最大通信速度です。エリアは拡大中ですが注意が必要です。※2 キャンペーンによる割引を考慮しています。
比較:利用できる場所
この2つのサービスの決定的な違いは、利用できる場所です。
サービスごとで利用可能な場所
ソフトバンクエアー | WiMAX2+ | |
利用できる場所 | 自宅 | 自宅、外 |
ソフトバンクエアーは「自宅」でインターネットに接続するサービスです。
外では使えません。
一方、WiMAX2+は、「自宅」のみという選択もできますし、「外」で使うという選択もできます。
選ぶルーターによります。
つまりは、外でWi-Fiを使うかどうかが大事なポイントで、サービスを選ぶ際の分かれ道になってきます。
つまりあなたが自宅でのみインターネットをする場合に、比較検討する意味があります。
しかし、外でもインターネットをしたい場合は、持ち運びできるルーターが必要ですからWiMAX2+を選択すべきです。
ソフトバンクエアーは候補にならない、ということになります。
ナオト
豆知識になりますが、 ソフトバンクエアーは外への持ち出しが禁止されています。
あくまで自宅で使うための固定回線です。
契約住所以外では使用はできません。
ルーターを持ち出して車に積んで・・・みたいなことをして、違反により契約解除された人もいたみたいですがご注意ください。
念のため^ ^:
SoftBankのWEBサイトにも、きちんと明記されています。
個人的には、WiMAX2+を選ぶなら「ブロードワイマックス」をおすすめします。
ここは月額料金がWiMAX2+で最安値ですし、最新ルーターも無料提供されているからです。
しかも、ソフトバンクエアーよりも速度の速いホームルーターです。
比較:サービス提供エリア
ソフトバンクエアーとWiMAX2+は、同じ無線によるインターネット通信サービスです。
両サービスの電波の届くエリアにはかなり違いがあります。
ソフトバンクエアーは、サービス提供エリアが狭い
ソフトバンクエアーは、サービス提供エリアが狭いです。
下の地図は、関東南部の対応エリアマップです。
全く同じ縮尺で比較ができなかったのですが参考になると思います。
色が塗られている部分が対応エリアです。
両者を比較してみると、東京周辺は両サービスとも色が付いているためサービス提供エリア内だと分かります。
しかし、千葉県内は明らかにソフトバンクエアーの対応エリアが狭いですね。
ソフトバンクエアーは千葉にめちゃ弱いサービスということは明らかです。
千葉に限らずですが、東京には力が入っていますけど千葉・埼玉・茨城・栃木とかよくよく比較するとダメですね。
WiMAXの方がエリアが広いです。
ソフトバンクエアー エリア(関東南部)
WiMAX2+ エリア(関東南部)
サービス提供エリアでも使えないことが多い
ソフトバンクエアーは、公式サイトでサービス提供エリアを公表していますが、対応エリアになっているのに申し込みをしたらエリア外で断られたという声が散見されます。
これはSoftBank 4G AXGPという通信方式が2.5GHzという帯域でサービスを提供していること、基地局の数が十分でないことが影響していると思われます。
要するに対応エリアではあるけど、電波が入らない箇所がポツポツとあるのです。
密度が低い、と表現した方が分かりやすいかもしれませんね。
参考までにソフトバンクのスマホの電波が入ったとしても、ソフトバンクエアーが使えないというケースは普通に存在します。
結構勘違いする人が多いので、これも要注意ポイントです。
ネットを調べてみると、都市部でも使えないとか、エリア内だったのに番地レベルで局所的に使えないという声がありました。
ソフトバンクエアを契約しようと意気込んでいたのに、私の家はエリア外言われた(笑)。東京23区内なのになー。残念。
— ちこ(寝) (@chiko5963) March 6, 2016
softbank air契約しようと思って申し込んだら、
「そこは対応エリア外です」という電話掛かってきた
なんでや!ネットでは対応エリア内だし、曲がりなりにも名古屋市内だぞ?!夜ざくれにはまだまだ時間がかかりそうです
— Sun1cr (@Suna1kuru) December 2, 2016
SoftBank Air 今の住所で261M使えるとソフトバンクサイトに載っていたので電話したら、番地レベルでNGということでキャンセル、即ソフトバンク光の話に持っていこうとしたので、どちらかというと光への誘導のためにわざとエリアをぼかしてる?
— Kashimura (@kashimura) February 12, 2017
ソフトバンクエアーのエリアについては、以下の記事も参考にしてください。
8日以内ならキャンセル可能
ソフトバンクエアーは、サービス提供地域を公式サイトで公開しているものの、住所をピンポイントで公開しているわけではありません。
そのため申し込み後にソフトバンクがエリアを確認、もし対応エリア外となった場合は、8日以内にキャンセルを申し出しでれば無料キャンセルが可能です。
やはり、エリアの問題があるから、キャンセルを受け付けないわけにはいかないのでしょう。
WiMAX2+のように、提供エリアを住所情報でピンポイントで公開して欲しいところですが、なぜかそういうことはしていませんね。
WiMAX2+のエリアは、下記のページで公開されています。
比較:月額料金
月額料金比較表
ソフトバンクエアー | WiMAX2+(ブロードワイマックス)_ | 差額 | |
月額基本料 | 4,880円 | 4,011円 | -869円 |
ルーターレンタル料 | 490円 | – | -490円 |
月額料金(合計) | 5,370円 | 4,011円 | -1,359円 |
WiMAX2+の方が、月額料金が1,359円も安いです。
ソフトバンクエアーは、光回線よりはやや安い価格に設定されています。
無線のサービスにしては高めではないかと思います。
※ソフトバンクエアーには、ルーターを購入(58,320円)して分割払いするタイプ、ルーターをレンタル(月490円)の2タイプがあります。ここではルーターをレンタルするタイプを掲載しています。※WiMAX2+は、ブロードワイマックスを例として掲載しています。
比較:通信速度
通信速度に関する比較
ソフトバンクエアー | WiMAX2+ | |
最大通信速度(下り) | 261Mbps | 758Mbps |
※WiMAXはルーターにより最大通信速度が異なります。モバイルルーターの最速は758Mbpsです。ホームルーターの最速は440Mbpsとなっています。
WiMAX2+の方が速いです。
この表は仕様の速度ですけど、実際の速度でもWiMAX2+の方が遥かに速いです。
利用者の口コミを調べてみると、ソフトバンクエアーについては、20時から夜中2時頃まで速度が遅くなるという口コミがとても多いですね。
速度が遅いと言われているソフトバンクエアーの評価についてはこちらをご覧ください。
WiMAX2+は、ホームルーターとして有名な「Speed Wi-Fi HOME L01s」の実際の速度について触れた記事がありますので参考にしてみてください。
Speed Wi-Fi HOME L01sでの実際の速度について触れた記事
両者を見ていただくと分かりますが、実際の速度でもWiMAX2+が速いということが分かります。
比較:通信容量制限
両サービスとも月間通信用容量の制限はありません。
しかし、WiMAX2+では、直近3日間の通信量が10GB(10,000MB)を超過した場合、翌日の18時~26時までの通信速度を1Mbpsに減速するという仕組みがあります。
速度制限時の1Mbpsは、Youtubeの標準画質レベルがスムーズに閲覧できる程度の速度です。
参考までに、10GBで通信できる容量は以下の通りです。
10GBで通信可能な容量の目安
ボリューム | |
Web閲覧 (1ページあたり150KBとして計算) |
約66,600ページ |
メール送受信 (1通あたり500KBとして計算) |
約20,000通 |
音楽ダウンロード (1曲あたり約5MBとして計算) |
約2,000曲 |
動画の視聴 (1分あたり5MBとして計算) |
約33時間 |
動画を1日10時間ぐらい見ると、速度制限される可能性もありますが、余裕があると思っていただいて問題ないと思います。
ソフトバンクエアーの場合、公式にはこのような通信容量制限は実施されていません。
しかし、実際のところは速度制限がされているようです。
たくさん通信をしても止めはしないけど、速度制限はしているということのようです。
それって結局WiMAXと同じことですよね。
ソフトバンクエアーは使い放題だけど、実際には速度制限がある
結論:ソフトバンクエアーは、おすすめできない
僕は、ソフトバンクエアーはおすすめできません。
料金・速度・エリアなどの主要項目すべてにおいてWiMAX2+が上回っているのに、ソフトバンクエアーを積極的に選択する理由はありません。
ソフトバンクエアーという固定回線を契約するのであれば、ちょっとだけ価格はあがりますが、光回線を導入した方が結果的には満足できると思います。
ソフトバンクエアーをおすすめできない理由
理由1 WiMAX2+より料金が高くなる
ソフトバンクエアーの月額料金は5,370円します。
対してWiMAX2+は、4,041円(実際にははじめキャンペーンがあるので2,726円〜)です。
ソフトバンクエアーは、光回線を契約するよりは安いけれど、WiMAX2+よりは高いという微妙な料金です。
理由2 実質的な契約期間は4年!という巧妙な仕掛け
ソフトバンクエアーの契約期間は、ルーターの割引と大きく関係しています。
ソフトバンクエアーのルーターは、購入とレンタルのどちらかを選択できます。
まずこれに注意が必要です。
4年以上契約する意思がない限り、「レンタル」を選択しましょう。
ルーター購入代金は58,320円かかります。
これを36カ月分割払いで毎月1,620円ずつ支払うのですが、月月割で同額割引がされるので実質的にはルーターは無料です。
これだけ聞くと、ルーター無料は嬉しい!
となるのですが、よく考えてみれば割引は36カ月かけて行われます。
つまりは、36カ月(3年)契約することが前提の割引ということですね。
ナオト
実際の契約期間は2年(2年終わると、自動延長でまた2年延長)です。
契約期間内に割引が終わらないよう設計されています。
そして3年経過してようやくルーターを無料で入手できたし、そろそろ解約して他社サービスを検討しようかなと思うと、自動延長でさらに2年間契約中ですから、あと1年契約が残っているというカラクリです。
だからもう1年待つしかないということになります。
ソフトバンクエアーは実に巧妙な仕掛けにより、2年契約なのに実質的4年契約を迫ってきますね。
もちろん、辞めようと思えば途中解約はできます。
しかし途中解約の場合、契約解除料9,500円が発生します。
辞めるときでもお金が掛かるというわけです。
また当然ながら、ルーターの支払いが完了する36カ月より前に解約した場合、ルーター未払分の支払いは必要です。
請求が一括で行われます。
途中解約したら月月割は終了ですので、この点注意が必要です。
このあたりは、きちんと契約内容を読み込まないと見落としてしまう点です。
ナオト
理由3「使い放題!」だけど、速度制限はある
大々的に使い放題であることを宣伝していますが、よくよくWEBサイトを見ると、帯域を制限することで速度が下がるという内容の記載があります。
明らかに「矛盾」しています。
実際、ネット上でソフトバンクエアーを利用されている方の声を調べてみると、速度制限を受けていると思われる口コミが多くあります。
Softbank Air、夜間通信制限5Mbpsは普通に酷いなぁ。20時~02時はキツイ。
— すんすけ (@SHUNSUKE824) February 6, 2017
softbank airは、調べたところ20時~1時まできっちりと速度制限をしてるっぽい。というかそもそも画像劣化等の変換もしてるらしい。
— つのしゃん@ζ(*゚▽゚)人(。-_-。 (@cxu29eg) February 23, 2015
SoftBankAIR、午後8時~午前2時に速度制限かかるみたい。
実際今遅い。いろいろ試したけど遅いから今のところ速度制限なんだろうなぁって感じ。
俺別に日中の方が使ってるからこの時間帯だけ我慢すればいいなら別に良いかなって感じ。
夜寝るのに動画流せればそれで大丈夫。— Coralサンゴ (@CoralSANGO) February 21, 2017
遂にsoftbank Airの規制時間帯の速度が3Mbps切った…。ADSLより遅くなったのでもはや無価値になってしまったよ…。近隣でもっと安くて速度の速い同じタイプのdocomo系のサービス始まったから乗り換えたいが、三年割賦が重くのしかかるしターミナル高えんだよ…。
— 忍恭弥@パラオの万年中将 (@takaya_shinobu) January 30, 2017
たくさん通信をしても止めはしないけど、速度制限はしているということのようです。
それって結局WiMAX2+と同じことですよね。
理解に苦しむ仕様です。
理由4 動画や写真は自動的に圧縮されてしまう
ソフトバンクエアーは、他のサービスと違い極めて稀なことをしています。
それは通信容量を圧縮するためのファイル最適化をしているのです。
ファイルの最適化とは聞こえはいいですが、簡単に言ってしまえば、高画質な動画・画像を強制的に劣化させて通信させるということです。
例えば、家族で写真を共有したり、ストレージサービスにアップロードしたり、仕事相手にデータを送付したりするとデータが劣化する可能性があるわけですね。
仕事で動画や写真を扱うようなプロフェッショナル方には、向きませんので注意が必要です。
これに関して実際に困っているという声はあまりないのですが、こういう仕様がある点は理解していきましょう。
ソフトバンクエアーに向いている人
ソフトバンクエアーに向いている人は、「家族全員ソフトバンクユーザー」の人です。
なおかつ、上記のデメリットも納得して利用できる方ということになります。
家族全員がSoftbankユーザーで、Softbankスマホ割引を目当てに乗り換えるという場合は、検討の価値ありです。
「家族全員ソフトバンクユーザー」としている理由は、ソフトバンクエアーとソフトバンクのスマートフォンを利用されていると、家族全員のスマホ料金がひとりあたり月2,000円(はじめの2年間だけ、以後は月1,008円)分、割引がされるからです。
1人だけソフトバンクユーザーでも良いのですが、家族が多い方が節約になりますね。
WiMAX2+ユーザー、お悩み別の選択肢
これまで説明した通り、「家族全員ソフトバンクユーザー」は、ソフトバンクエアーの検討をされることもよいと思います。
通信品質を抜きにして、本当に支出を減らすための選択肢ですね。
それ以外の方はこれまで通り、WiMAX2+を利用されることをおすすめします。
とはいえ、このページをご覧になっている方は、WiMAX2+に何かしらの不満をお持ちだから、乗り換えに適したサービスがないか調べていらっしゃると思います。
状況に応じた選択肢をご提案します。
速度不満・機種不満がある場合
現在3日10GB制限で通信速度制限にひっかかっていないのでしたらルーターを最新ルーターに変更することで速度が改善する可能性が大いにあります。
最新ルーターは、ブロードワイマックスならすべてが無料です。
WiMAX2+をはじめ、ポケットWi-Fiの速度が出ないとお困りの場合は、速度低下の原因と対処法についてまとめた記事がありますのでご覧ください。
WiMAX2+のエリア、自宅での繋がりやすさに不満
まずはこちらの記事をご参考に電波受信状況の改善ができるかお試しください。
これで改善したら無駄な支出も発生しませんし、一番いいですよね。
WiMAX2+を解約、光回線を導入
外出先でインターネットをする機会がなく、今後は光回線を導入したいとお考えの方は、「GMOドコモ光」をおすすめします。
GMOドコモ光は、光回線の中でもかなり速度が出ていますし、回線も安定しています。
速度をエリア別に公開していますし、利用者の声を集めてみてもやはり速度は出ていますので、速度がきちんと出る光回線ということならここはおすすめです。
しかも安いですからね。
ぜひ検討候補に入れるとよいサービスです。
結論:ソフトバンクエアーへの乗り換えは慎重に
WiMAX2+を継続しようか、それともソフトバンクエアーに変更しようかお考えの方のために、ソフトバンクエアーとWiMAX2+の違い、ソフトバンクエアーのデメリットなどをご紹介しました。
ソフトバンクエアーは固定回線としての契約ですが、実態はSoftBank4Gという携帯回線を使ってサービスが提供がされています。
そのためか、速度が普通、料金高め、夜間の速度制限に繋がっていると思われます。
乗り換えの検討の際には、十分確認をして納得してから契約をしましょう。
ソフトバンクエアー のデメリットをまとめた記事があります。
ソフトバンクエアーより断然速い! WiMAX2+のL01sは自宅に置くだけ。
ルーター無料。
今一番選ばれています。