WiMAXを検討されている方は、無制限に使えるかどうかを気にされていると思います。
結論から申し上げると、WiMAXは「実質的に無制限に使える」といってもよいレベルのサービスを提供しています。
参考までに、日本で提供されているWi-Fiサービスにおいて、WiMAX以上に制限が緩いサービスはありません。
世の中には「無制限」を謳ったサービスでも、実際には「まったく、無制限でないサービス」がたくさん存在します。
目次
WiMAXは無制限に使えるのか?
WiMAXは、無制限にインターネットができるサービスではありません。
しかし、先ほどご紹介したとおり、「実質的に無制限に使える」サービスになっています。
WiMAXの通信制限の仕様は、以下の通りです。
WiMAXの通信制限の仕様
項目 | 詳細 |
速度制限がかかるご利用データ量 | 直近3日間で10GB以上(「WiMAX 2+」と「au 4G LTE」のデータ量の合計) |
制限時間 | 3日間で10GBを超えた日の翌日のネットワーク混雑時間帯※1(18時頃~翌2時頃※2) |
制限後の最大通信速度 | 概ね1Mbps※3(YouTube動画の標準画質レベルが視聴可能な速度) |
※1 2018年時点
※2 午前2時前より継続して利用している通信については、2時以降も最大で6時頃まで速度制限が継続することがあります。この場合、一旦、セッションを切断すると速度制限が解除されます。
※3 送受信の最大速度であり、実際の速度は電波環境等に応じて1Mbps以下となることがあります。
3日10GBでどれだけ通信ができる?
参考までに、10GBで通信できる容量は以下の通りです。
10GBで通信できる目安
ボリューム | |
Web閲覧 (1ページあたり150KBとして計算) |
約66,600ページ |
メール送受信 (1通あたり500KBとして計算) |
約20,000通 |
音楽ダウンロード (1曲あたり約5MBとして計算) |
約2,000曲 |
動画の視聴 (1分あたり5MBとして計算) |
約33時間 |
3日間でこれだけの容量を通信した時だけ制限がかかるということになります。
ご覧いただくと分かるとおり、かなり通信をし続けないと3日10GBを超えるということはないため、ほとんどの方において、この3日10GBは意識する必要のないハードルと言えます。
だから安心して使ってください。
ちなみに僕は、NTTドコモが提供する「dTV」という映像サービスが好きで毎晩みているヘビーユーザーですが、通信制限にかかったことはほとんどありません。
3日10GBを超えて使った場合は、一時的に通信速度が低下する
こんな使いかたらなら速度制限はかからない
つまり、過去3日間の合計の通信量が10GBを超過したときだけ、翌日18~翌々日2時までの間に通信速度が遅くなるということです。
WiMAXを実質無制限で使うためのプラン選び
WiMAXには、大きく2つのプランがあります。
ここでは、月額料金が最安値のブロードワイマックスを例にしてご紹介します。
(例)月額料金が最安のブロードワイマックスの料金
ギガ放題プラン (たくさん通信する人向け) |
ライトプラン (必要最低限でネットをする人向け) |
|
月間データ通信容量 | 上限なし | 月7GBまで |
1~2カ月目 | 2,726円 | 2,726円 |
3~24カ月目 | 3,411円 | 2,726円 |
25カ月目以降 | 4,041円 | 3,326円 |
WiMAXを実質無制限で使いたい場合は、必ず「ギガ放題プラン」を選択しましょう。
ギガ放題プランは、WiMAXによる通信の月間通信量に上限がありません(3日10GBの制限はあります)
なお、ライトプランは動画を見たり、毎日ヘビーに使う人には向きません。
本当にちょっとウェブサイトを見たり、メールをチェックするといった使い方に適しています。
なお、ブロードワイマックスでは契約後に「プラン変更」が可能です。
利用状況に応じて、プランを変更して使うことができるので便利です。
WiMAXを実質無制限で使うための注意点
ひとつ注意点としては、最近WiMAXは電波の繋がりやすさをカバーするために、au携帯の電波である「au 4G LTE」という電波を利用できるルーターを提供しています。
最新ルーターはだいたい「au 4G LTE」の利用が可能です。
このau 4G LTEは、「ハイスピード・プラスエリアモード」にしたときに利用できます。
注意点としては、au 4G LTEで通信した分は「ギガ放題の対象にならない」ということです。
月7GBまでという上限があります。
そして7GBを超過すると通信速度規制が開始され、WiMAXの月間10GBに到達していなくても規制が始まります。
この点だけは、注意が必要です。
ですから、実質無制限に使いたい場合は「基本はWiMAXで繋ぐ」ことを意識しましょう。
都心であればWiMAXが繋がらないエリアは少ないので気にする必要がないですが、地方・地下に行った際には注意をしましょう。
WiMAXを快適に使える時間帯は、朝から夕方
WiMAXは、利用者の増加に伴いしっかり回線が増強されているため、基本的にどの時間帯でも快適に利用できます。
しかし、もしあなたが大量に通信してしまった場合は、「翌日18時頃~翌々日2時頃」までの約8時間だけは規制される場合があります。
ところで、この仕様がミソなのですが通信制限がされる時間帯は決まって「夜」なのです。
18~2時が通信規制時間なので、それ以外の時間帯では規制がされません。
つまり、「朝、昼、夕方」であれば規制はされないということです。
可能であればこの規制されない時間帯にたくさん通信をするようにしましょう。
その方が快適に利用できます。
また仕事でWiMAXを使われる方は、朝から夕方のコアタイムでネットを使うことが多いと思います。
その場合、そもそも規制を受ける確率は低いといえます。
残念ですが、世の中の通信サービスはすべて「制限あり」
WiMAXは無制限に使えるのか?
いやいや無制限ではないけれど「実質的に無制限に使えますよ!」というお話をしてきました。
WiMAXに限らず、世の中にある通信サービスは、必ず何かしらの制限が設けてあります。
ただその制限の「程度」はサービスによってマチマチです。
WiMAXは一番ゆるゆるなのです。
例えば、
- ソフトバンクが提供している「SoftBank Air」などは、使い放題とアピールしていますが、すぐに通信制限がされるサービスで評判はかなり悪いです。
- ワイモバイルのポケットWi-Fiも優れたサービスですが、3日10GBの制限があります。
- 「スマモバ」は使い放題をウリにしていますが、そもそも速度が遅すぎて使い物にならないサービスで手を出してはいけません。
- 光回線であっても通信量が増えると裏側では実際制限をかけています。
制限を実施することが公表されていなくても、必ず通信事業者は規制をしています。
インターネット回線は物理的な回線であり、通信事業者が抱えるインフラ以上のデータ量は、どうやっても流せないのです。
僕たちは、速くて・安くて・無制限にインターネットができるサービスを求めているわけですが、残念ながらそのようなサービスはこの世に存在しません。
ですが、WiMAXは「実質的に無制限に使える」サービスを提供している点に価値がありますし、多くの契約者はそこに魅力を感じています。
WiMAXを契約するなら「ブロードワイマックス」がおすすめ
WiMAXを契約する場合は、ブロードワイマックスをおすすめします。
WiMAX提供会社は色々とあり通信品質はどこで契約しても一緒です。
それであれば、料金面でオトクな会社で契約をすべきです。
ブロードワイマックスは月額料金が一番安いですし、最新ルーターをすべて無料提供しています。
また、ウェブサイトから申し込みの場合は、初期費用が無料(※クレジットカード払いの場合)になる特典も付いています。
あなたのWi-Fiサービス選びの参考になれば幸いです。