本記事では、ASAHIネット WiMAXの解約方法と注意点をご紹介します。
また、後半では
ASAHIネット WiMAXの途中解約により発生する違約金負担を大幅に減らす特別な方法
についても取り上げます。
ASAHIネットは、インターネット黎明期である1994年からインターネット接続サービスを提供している老舗プロバイダーとして知られています。
WiMAX以外にも、光回線も長く手掛けており、会員サポートにも長年のノウハウが積み込まれています。
しかし、WiMAXを解約する方法となると途端に情報が少なくなり、公式サイトだけでは注意点をすべて把握することは困難です。
解約する際にチェックしておきたいポイントやお得なタイミングなど、具体的な手順と一緒にご紹介していきます。
どのような点に気を付ければ、損をせずに解約ができるのか、さっそく見ていきましょう。
ASAHIネット WiMAXの解約方法
ASAHIネットでは、ウェブサイトから解約手続きが可能です。
しかし、ウェブサイトにより解約だけでは注意点をすべて把握することがが難しいと思います。
これからお伝えする内容を読んでいただければ問題ありません。
ウェブページでの解約手続き
ウェブサイトでWiMAXを解約するには、ASAHIネットの会員IDとパスワードが必要です。
日頃、会員ページにアクセスしている方は把握しているかと思いますが、会員IDが不明な場合は、契約時にASAHIネットから届いた「ID発行のお知らせ」の書類を確認しましょう。や
ウェブサイトの操作が困難な場合は、電話によるサポートを受けながら手続きを進められます。
時間帯が限られていて混雑しやすいので時間に余裕を持つようにしましょう。
また、時間が取れず電話での確認が難しければ不明点をメールフォームから問い合わせすることもできます。
疑問点をすべて解決させるまでに数日を要する可能性が高いのでこちらも余裕をもって確認しましょう。
解約はあくまでオンライン上での手続きが必要ですので、まとまった時間を用意する事をおすすめします。
- 電話:0120-577-108(固定電話からの場合)、03-6631-0856(携帯・PHSからの場合)
- 受付時間:平日10〜17時
- メールフォームからのお問い合わせはこちら
ASAHIネット WiMAXを解約する前に注意すべき事
ASAHIネット WiMAXを解約する際には気つけたい点が6つあります。
スムーズに手続きを終えられるようひとつひとつチェックしてみてください。
解約時には以下の6点を抑えておくとよいでしょう。
- 「解約」と「退会」の手続きの違い
- 解約申請は毎月15日までにすると当月末解約、遅れると翌月末解約
- 途中解約した場合、WiMAXの違約金が必ず発生する
- 2年以内に解約すると、さらに「キャンペーン違約金」も発生する
- 解約後、WiMAXルーターは利用者が処分する
- 解約月は日割り計算されない
解約するのか、退会するのか
内容 | 手続きの意味 |
解約 | WiMAXや光回線などの通信サービス、オプションサービスを個別に辞める |
退会 | ASAHIネットの全サービスを解約する |
ASAHIネットでは、WiMAXなどの通信回線だけではなくブログやメールドメインのサービスも提供しています。
WiMAXを解約後、ASAHIネットのブログやメールアドレスを継続利用したい場合は、WiMAXを解約し月300円のコースに変更すればOKです。
また、WiMAXを含めASAHIネットのすべてのサービスを解約してもいい場合は、「退会」の手続きをとります。
解約申請は毎月15日までにすると当月末解約、遅れると翌月末解約
ASAHIネット WiMAXでは解約を受け付ける期間がやや特殊です。
毎月15日を区切りとして解約受付が締め切られてしまいます。
例えば、解約したい月の16〜31日に解約の手続きをしても、実際に解約されるのは翌月末になります。
- 毎月15日までの解約申請は当月末の解約となる
- 毎月16日以降の解約申請は翌月末の解約となる
意図せずに翌月まで契約が継続してしまうことで、後半でお伝えする違約金が発生し、経済的に大きな負担になる可能性があるので注意が必要です。
途中解約すると、必ず違約金が発生する
ASAHIネットのWiMAX契約では3年契約が基本となり、期間中に解約をすると違約金が発生します。
どのプランでも契約期間が満了する前に解約しようとすると違約金が発生します。
違約金を負担してくれるWiMAXサービスがありますので、もし乗り換えを考えてい方はこちらも要チェックです!
なお、違約金を避けるには、契約が満了し自動更新される前に解約手続きを行わなければなりません。
違約金は以下の通りです。
ASAHIネット WiMAX 3年プラン 解約違約金(税別)
契約期間 | 金額(税別) |
契約締結~12カ月以内 | 19,000円 |
13~24カ月以内 | 14,000円 |
25〜36カ月目 | 9,500円 |
37カ月目 | 0円(更新月のため) |
38カ月目以降 | 9,500円 |
違約金を負担してくれるWiMAXサービスがありますので、もし乗り換えを考えてい方はこちらも要チェックです!
契約満了月に解約しなければ、違約金は必ず請求されるものです。
契約満了月(更新月)に解約をしなければ自動的に契約更新されるのでまた3年間待たなくてはなりません。
契約更新月の前には「ASAHIネットが発行するメールアドレス」宛にお知らせが届きますが、普段からASAHIネットのメールサービスを利用していない方は見逃さないようにチェックしましょう。
ユーザー都合で解約しようとするとほぼ間違いなく解約違約金が発生することになり、その金額も決して安いものではありませんので注意が必要です。
契約内容、更新月がいつであるかは、会員専用ページにて確認しておくことをおすすめします。
2年以内に解約すると、さらに「キャンペーン違約金」も発生する
ASAHIネット WiMAXでは利用開始から24カ月目(2年)以内の解約をすると、契約期間内の違約金とは別に「キャンペーンに対する違約金」が発生します。
利用開始から半年間は月額利用料が無料になるキャンペーンですので、3カ月目には元が取れる計算ですが重い足かせである事には変わりません。
WiMAXプロバイダーでキャンペーン違約金を設定しているのは稀で、かなりユーザーに不利な仕組みを採用しています。
キャンペーン違約金
契約期間 | 金額(税別) |
契約締結~24カ月以内 | 10,000円 |
解約後、ルーターは利用者が処分
WiMAX2+の契約では、ルーターは契約時に購入しているため所有権は利用者にあります。
解約後のルーター処分方法としては、お住いの自治体の処分ルールに沿って廃棄する事になります。
長年WiMAXを利用していればルーターのスペックは相当古くなっています。また、WiMAXプロバイダの多くが無料でルータを配布しているのでメルカリやヤフオクに出品したところで書いてはまず付きません。
解約後は無用の長物ですので、ゴミとして処分する事をおすすめします。
解約日が月初めでも、日割り計算されない
解約手続きを15日までに終えたとしても、月額利用料は日割り計算されず満額請求されます。
退会するユーザーには厳しい仕様ですが、仕方ありません。
違約金が出ないようにするため、解約する時は契約更新月の15日までに解約手続きを終えるようにしましょう。
違約金を負担してくれるWiMAXサービスが登場
ASAHIネット WiMAXを解約する際に、最もネックになるのは途中解約の違約金ですよね。
契約から1年以内であれば違約金は19,000円と非常に大きな金額ですので、なかなか別のプロバイダへの乗り換えも検討しづらいサービスです。
これまでは契約更新月を待って乗り換える事が賢い選択と言われてきましたが、そんな常識を覆すプロバイダーが登場しました。
それがブロードワイマックスです。
ブロードワイマックスが打ち出す面白い制度に、「違約金負担制度」があります。
その名の通り、他社の解約時にかかる違約金を肩代わりします、というものです。
コレ、結構すごいことになっています!
ASAHIネット WiMAXからブロードワイマックスに乗り換えると、違約金負担はかなり減る
ブロードワイマックスでは、他社の解約に伴って発生する違約金を19,000円まで肩代わりしますよ
という太っ腹な制度を打ち出しています。
この制度を利用すれば実質ユーザーが負担する違約金はゼロとなりますので、解約のタイミングをわざわざチェックしなくてもユーザーの好きなタイミングで乗り換えする事が可能となりました。
ASAHIネット WiMAXの違約金の負担はかなり減って軽くなります。
これはかなり凄いことですね。
乗り換え時に発生する違約金の実質的なユーザー負担
契約期間 |
違約金 | キャンペーン違約金 | ユーザー負担 |
契約締結~12カ月以内 | 19,000円 | 10,000円 | 10,000円 |
13~24カ月目 | 14,000円 | 10,000円 | 5,000円 |
25〜36カ月目 | 9,500円 | 0円 | 0円 |
37カ月目 | 0円(契約更新月のため) | 0円 | 0円 |
38カ月目以降 | 9,500円 | 0円 | 0円 |
※税別表示
※肩代わりしてくれるのは違約金であり、初期費用やルーターの残債分は対象外です。
- 今使っているWiMAXに不満で乗り換えたい
- 契約満了を待たずに、「早く」乗り換えたい
- 節約のため、月額料金を最安値にしたい
- ルーターが古くなったから、最新ルーターにしたい
- 【お客様】WiMAX解約に伴い、違約金がいくら発生したか証明できる書類を用意、またはマイページのスクリーンショットを撮影
- 【お客様】ブロードワイマックス指定の方法(メールまたはFAXです)で資料を提出
- 【ブロードワイマックス】内容確認、振込先銀行口座の入力フォームをお客様に送信
- 【ブロードワイマックス】振込先銀行口座を登録
- 【ブロードワイマックス】申請受理の翌月末日に現金振り込み
- 【お客様】現金が入金されたことを確認
ASAHIネット WiMAXからブロードワイマックスに乗り換えると、月額料金が下がる
ブロードワイマックスは、毎月の月額利用料が安くて有名なプロバイダーです。
ASAHIネット WiMAXでは、ルーターがが到着してから半年間は月額利用料を無料にするキャンペーンを行っています。
したがって、はじめの1年間で見ると月額利用料は安く抑えられますのが特徴です。
しかし、無料期間を超えると他社よりも利用料が割高で長期間の利用はあまりおすすめできません。
ブロードワイマックスは無料期間を設けていませんが、WiMAXプロバイダの中でも頭ひとつ抜けた価格設定をしていますので長期利用にも向いています。
料金比較表・3年プラン
ASAHIネット WiMAX | ブロードワイマックス | |
初期費用 | 3,000円 | 3,000円 |
ルーター 発送月 |
日割 | 日割 |
1〜5カ月目 | 0円 | 2,726円 |
6〜36カ月目 | 4,290円 | 3,411円〜4,011円 |
37カ月目〜 | 4,380円 | 4,011円 |
1年目合計 | 30,030円 | 42,560円 |
2年目合計 | 81,510円 | 83,492円 |
3年目合計 | 132,990円 | 130,941円 |
※ASAHIネット WiMAXの表記は長期利用割引(-500円)を差し引いた金額です。
※ブロードワイマックスは、ギガ放題プランの料金を掲載しています。
原則、3年利用することになりますので、約2千円の差(132,990円-130941円)が出てきます。
乗り換えても通信品質・エリアは、これまでのASAHIネット WiMAXと同じなので安心
WiMAX通信部分は、WiMAX運営元のUQコミュニケーションズ(UQ WiMAX)が管理しています。
そのため、通信品質・エリアはASAHIネット WiMAXと完全に一緒です。
違う点は料金、サポート体制です。
サポートがそれほど気にならない方は、これを機にブロードワイマックスに乗り換えるのはコスト的なメリットが大きいのでおすすめです。
乗り換えれば、最新ルータを入手して快適に使える
月額利用料や違約金といった面で非常に家計に優しいブロードワイマックスですが、乗り換えれば最新ルーターを入手できます。
古くなったルーターの速度が遅い、電池持ちが悪くなった等で使い勝手が落ちていませんか?
ルーターは2〜3年使うと、どうしてもヘタってきますから、適度に新しいものに交換するのがおすすめ。
しかし、交換は有料です。
そこで、プロバイダーの乗り換えをするとまた新しいルータが無料でゲットできるわけです!
新旧ルータのスペック表
2016年 Speed Wi-Fi NEXT W02 | 2018年 Speed Wi-Fi NEXT W05 | |
下り最大速度 | 220Mbps | 758Mbps |
連続待受時間 | 約760分 | 約850分 |
本体サイズ (mm) |
121×59×11.1 | 130×55×12.6 |
重量 | 約119g | 約131g |
わずか2年でも、上記のようにルーターのスペックは飛躍的に向上します。
これまでの通信速度に不満を感じていた方にとっては、大きなメリットと言えるでしょう。
ルーターの速度が遅くてお悩みの方は、遅いポケットWi-Fiにさようなら!のページをご覧ください。
いかに古いルーターの速度が遅いのかを明らかにしています。
通信機器は年々、飛躍的な進歩を遂げています。
ソフトウェアのダウンロード、クラウドサービスを利用する機会も増えていますので、少しでも高速通信に対応したルーターを利用することが、快適さに繋がります。
上記の表を見てもわかるように、最新ルーターは明らかに性能があがっています。
わずか2年でこれだけの性能差があるので、古いルーターを使われている方は、ルーターを変えるだけでかなり快適になります。
ASAHIネット WiMAX 解約まとめ
ASAHIネット WiMAXを解約する際の注意事項をまとめると以下の2つです。
- 解約手続きは、15日までに完了させる
- 違約金を避けるには、解約更新月に解約手続きをする。
ASAHIネット WiMAXは、魅力的なキャンペーンを実施している反面、解約する際には通常の違約金に加え、キャンペーン違約金が必要になり他社よりも違約金負担が大きいことが特徴です。
また、解約手続きも毎月15日までと受付期間が非常に短く、違約金を避けるハードルは相当高めのプロバイダーです。
ブロードワイマックスは、この重い足かせになる違約金をかなり抑える事ができるだけでなく、実質的にルーターを無料で最新に変更したり、月額料金を安くおさえられるメリットがあります。
WiMAXに限らずですが、インターネットの契約は長期的に行うものですから、長期目線で見ておトクかも意識すると節約になります。
正直申し上げますと、
賢いWiMAX利用方法は、適度にプロバイダーを乗り換えて、常に最新ルーターを入手しながら安いサービスを使うことです。
通信業界に身を置いている僕がいうのもなんですが、これが一番賢いです。
ブロードワイマックスは、他社からの乗り換えで発生する違約金を肩代わりしてくれる制度を用意しているので、これは利用しなきゃ損だと思います。
ASAHIネット WiMAXを解約しようと考えていて、次の乗り換え先を検討されている方は、ブロードワイマックスがおすすめです。