本記事では、hi-ho WiMAXのキャンペーンについてお伝えします。
hi-hoは、WiMAXの新規ユーザーに向けてキャンペーンを実施していますが特典受け取りの条件が細かく設定されており、公式サイトの作りもわかりづらいことから特に注意が必要なプロバイダーです。
そこで、hi-ho WiMAXのキャンペーン内容についてお伝えするとともに、なぜおすすめできないのか詳しく解説していきます。
また後半では、DTI WiMAXよりもおすすめできる「ブロードワイマックス」をご紹介します。
目次
hi-ho WiMAXのキャンペーンは内容が乏しい
hi-ho WiMAXではキャッシュバックキャンペーンと料金の値引キャンペーンを実施しています。
しかし、どちらのキャンペーンも条件に選べるルーターの制限(ルーターが指定されている)があります。
最新ルーター「Speed Wi-Fi NEXT W05」では利用料の値引きしか受けられません。
キャッシュバックは「Triprouter」を選んだ時のみ権利が得られます。
WiMAXを快適に使うには、最新ルーターを選ぶことが何より大事なのでこの点はマイナスですね。
hi-ho WiMAXのキャッシュバックはおすすめできない
hi-hoでTriprouterを選ぶと、特典として5,000円キャッシュバックと動画配信サービスの「mieru-TV」(通常900円/月)が無料で利用できるようになりますが4つの理由からまったくおすすめできません。
- 返ってくるキャッシュバック金額が少ない
- 手続きの難易度が高く、キャッシュバックを受け取れない可能性大
- mieru-TVの利用価値が薄い
- Triprouterの通信スペックが低い
1.返ってくるキャッシュバック金額が少ない
まず初めに他社のキャッシュバックキャンペーンでは、3万円前後が基本です。
hi-ho WiMAXでは5,000円しか返ってきませんので、金額が目当てならばhi-hoを選ぶ事は得策ではありません。
2.手続きの難易度が高く、キャッシュバックを受け取れない可能性大
これはhi-hoに限った話ではありませんが、プロバイダが用意するキャッシュバックの手続きは難しい事で有名です。
およそ7割の人がキャッシュバックを受け取れないと言われています。
よほど自信のある人でないと怖くて申し込めないのではないでしょうか。
hi-ho WiMAXのキャッシュバックキャンペーンの流れと注意点
タイミング | 注意点 |
申込月 | ・hi-hoモバイルコースWiMAX2+ギガ放題 with mireu-TVに申し込む |
回線開通月 ~2カ月目 |
・コース変更を知ると受け取る権利がなくなります |
3カ月目 | ・案内メールがhi-ho WiMAXドメインのアドレスに届く。 ・案内メール受信後、特設サイトで振込先口座を指定。 ・メール受信から2週間以内に口座指定手続きが必須。 ・容量がいっぱいだったり、フィルタで受信できなかった場合、権利失効。 ・振込先口座に不備があった場合、権利失効。 |
hi-hoからキャッシュバックを受け取る手順として、利用開始からおよそ3ヵ月後にhi-hoから届くメールを確認し、振込先の口座を指定する必要があります。
一見簡単なように見えますが、メールが配信されてから2週間という短い期間で手続きしなければ受け取る権利を失います。
また、配信されるメールも普段使わないプロバイダメールに届きます。
プロバイダメールとは回線開通後に利用できるようになる「***@***hi-ho.ne.jp」のメールの事です。
通常、E-mailを利用する方はご自身で用意したドメインのメールかYahooメールやGmailなどの無料メールを使う事が多く、プロバイダメールに目を通す習慣がない人は見逃す可能性が非常に高いです。
メールが配信される日が明確になっておらず、届く先も普段使わないアドレスに届き、更に手続きの期間が短いという3点がキャッシュバックの受け取りが難しい理由です。
mieru-TVの魅力なし
「みえるテレビ」。
テレビは見えて当たり前だろうということは置いておいて
mieru-TVは、月額900円で利用できる動画配信サービスです。
キャッシュバックキャンペーンがついてくるTriprouterを選ぶと、mieru-TVの利用料金も含めて3,480円となり実質WiMAXは2,580円で利用できる計算です。
少し安いかな?と思われるかもしれませんが騙されていけません。
mieru-TVでは動画コンテンツの総数も1万本程度しかなく、動画配信サービスとしての魅力がそもそもないからです。
Amazonプライムやdtvでは、月400円~500円で数万から十数万本の動画が見られます。
3,480円ではWiMAXプロバイダとして安くも高くもない料金設定になるので、WiMAXと動画配信サービスは別々で検討した方がお得ですし、サービスとしても満足いくものを得られるでしょう。
有名動画配信サービスのコンテンツ量と月額料金比較
サービス名 | コンテンツ量 | 月額料金 |
mieru-TV | 約1万本 | 900円 |
Amazon プライム | 約3.5万本 | 400円 |
dtv | 非開示 | 500円 |
hulu | 約3万本 | 933円 |
Triprouterの通信スペックが低い
Triprouterは、2017年初めに登場した機種です。
1台でモバイルWi-Fi機能、モバイルバッテリー機能、PCに指すデータカード機能の両方を機能としてもっています。
しかし他の端末に充電を分けられるほどのバッテリー容量もなく、通信速度も220Mbpsと遅いです。
はっきり言ってこのルーターは人気がありません。
なぜ、hi-hoが採用しているのか疑問です。
今からルーターを選ぶなら最新ルーターのSpeed Wi-Fi NEXT W05を選びましょう。
新旧ルータのスペック表
hi-ho WiMAXの値引キャンペーンはお得ではない
最新ルーター「Speed Wi-Fi NEXT W05」でも適用できるもう一つのキャンペーンとして、月額料金が520円値引きされる特典があります。
本家であるUQ WiMAXと比較すると確かに1,000円ほど安くはなりますが、それでもWiMAX業界の中では高い部類に位置します。
キャンペーン内容や料金プランの設計内容からもhi-hoではWiMAXに力を入れていない事が伺えます。
積極的にhi-hoを選ぶ理由はないと言えるでしょう。
UQ WiMAXとhi-ho WiMAXの月額利用料の違い
UQ WiMAX | hi-ho WiMAX | |
契約事務手数料 | 3,000円 | 3,000円 |
契約月 | 4,880円の日割 | 3,780円の日割 |
月額料金 | 4,880円 | 3,780円 |
hi-ho WiMAXより、ブロードワイマックスが安くておすすめ!
hi-ho WiMAXは他社よりも利用料金が高く、キャンペーンの内容も他社より見劣りする内容です。
インターネットプロバイダとして長く運営している事業者ではありますが、契約後も既存ユーザーがお得になる仕組みが用意されていない事からも力を入れていない事がわかります。
そこで、同じ老舗のWiMAXプロバイダの中でも僕はブロードワイマックスをおすすめします。
なぜならブロードワイマックスは、何もしなくても始めからずっと安いからです。
ブロードワイマックスとhi-ho WiMAXで選べるルーター一覧
ブロードワイマックスとhi-ho WiMAX、選べるルーターの違い
機種 | ルーター名 | ブロードワイマックス | hi-ho WiMAX |
モバイルルーター | Speed Wi-Fi NEXT W05 |
◯ | × |
Speed Wi-Fi NEXT WX04 |
◯ | × | |
Triprouter | × | ◯ | |
ホームルーター | Speed Wi-Fi HOME L01s |
◯ | × |
hi-ho WiMAXでは最新ルーター「Speed Wi-Fi NEXT W05」か、人気のない「Triprouter」の2種類からしか選べません。
バッテリーの持ちがいいと評判の「WX04」、固定回線の代わりになるホームルータタイプの「Speed Wi-Fi HOME L01s」を選ぶことができません。
一方、ブロードワイマックスでは人気ルーターを一通り揃えています。
WX04もL01sも選べるので、外出先で頻繁に使う人や自宅でオンラインゲームを楽しみたいという人にもおすすめです。
ブロードワイマックス vs hi-ho WiMAX利用料金比較
hi-ho WiMAXの月額利用料は比較的高い部類でブロードワイマックスと比較すると毎年5千円から1万円近い差が出ます。
キャッシュバックのような難しい手続きが不要でお得にWiMAXが利用できますので、月々のコストを軽くしたい人にはブロードワイマックスが非常におすすめです。
ブロードワイマックス vs hi-ho WiMAX料金比較
ブロードワイマックス | hi-ho WiMAX | |
初期費用 | 3,000円 | 3,000円 |
ルーター 発送月 |
日割 | 日割 |
1〜2カ月目 | 2,726円 | 3,780円 |
3〜24カ月目 | 3,411円 | 3,780円 |
25カ月目以降 | 4,011円 | 3,780円 |
1年間総費用 | 42,562円 | 48,360円 |
2年間総費用 | 80,494円 | 93,720円 |
3年間総費用 | 128,626円 | 139,080円 |
※ブロードワイマックスは3年、hi-ho WiMAXは2年の料金プランで掲載しています。
ブロードワイマックス vs hi-ho WiMAX キャンペーン比較
hi-ho WiMAXでは他社に差をつける程のキャンペーンを実施していません。
ブロードワイマックスでは安く利用できるだけではなく、契約後のユーザーにもhi-ho WiMAXにはないお得なキャンペーンをいくつも用意しています。
ブロードワイマックスでは、20カ月経過すると最新ルーターに無料交換できる
ブロードワイマックスでは、契約期間が20カ月を超えると最新ルーターに無料で交換できる仕組みがあります。
WiMAXプロバイダの多くはルーター変更ができません。
一方、ブロードワイマックスでは20カ月継続利用すると無料で最新スペックのルータに機種変更が可能です。
hi-ho WiMAXでも機種変更を受け付けていますが、ブロードワイマックスに乗り換えても最新機種が無料で手に入りますし、前述した月額利用料を引き下げる事にも繋がりますので機種変更ではなく乗り換えする事をおすすめします。
そしてルーター変更をしても違約金は発生しません。
それどころか上記画像にもあるように、
ルーター変更キャンペーンを利用すると、2年間限定で月額料金が300円(総額7,200円、月額料金換算なら2カ月分)安くなります。
この月額料金が下がるのは、他の大手WiMAXプロバイダー(例えば、GMOなど)ではやっていません。
普通にトクです。
さらには、3年プランに変更すればLTEオプションも無料になります。
これは利用しないと損とも言える内容なので、ぜひ20カ月利用したらその時発売されている最新ルーターに無料変更して快適に使って欲しいですね。
ルーターの費用負担比較
ブロードワイマックス | hi-ho WiMAX | |
初期契約時のルーター代金 | 無料 | 無料 |
機種変更 | 20カ月利用で無料交換 | 不可(解約→再契約が必要) |
なお、hi-ho WiMAXは、再契約してもキャンペーンは受けられません。
そのためはじめから正規料金を支払う必要があります。
手続きの手間、そして料金的なメリットはまったくありません。
WiMAXルータはおよそ1年に1度、新しいルーターが登場します。
2年も経てばスペック的にも型落ちしていまいますし、バッテリーの経年劣化も感じるようになります。
通常ルーターを交換したい時は交換費用に加え、ルーター本体料金のお金がかかりますが、ブロードワイマックスでは一切費用負担を必要としません。
hi-hoでは一度解約金を支払って解約した後に再契約を結ばなければ最新ルーターに変更できません。
乗り換えや解約時の違約金がゼロ円!
ブロードワイマックスでは通信サービス業界でお決まりの、「解約時の違約金」についても大きな特徴があります。
ひとつは他のWiMAXプロバイダから乗り換える場合、他社で発生する違約金を代わりしてくれる制度です。
WiMAXでは利用年月に応じて9,500円~19,000円の違約金が発生します。
この違約金を全額負担してくれるのは70社以上あるWiMAXプロバイダの中でもブロードワイマックスだけの大きな特徴です。
他にも、ブロードワイマックスから乗り換える場合に発生する違約金すらゼロ円にできる「ご満足保証」を実施しています。
ブロードワイマックスが提携する通信サービスという条件はありますが、約1~2万円の違約金を必要としないというのは他社にはない大きなアドバンテージです。
ブロードワイマックスとhi-ho WiMAXで実施中のキャンペーン一覧
ブロードワイマックスとhi-ho WiMAXのキャンペーン比較表
ブロードワイマックス | hi-ho WiMAX | |
新規契約時 | ・利用料値引き ・ルーター無料 ・違約金負担制度 ・当日店舗受け取りサービス |
・利用料値引き ・キャッシュバック ・ルーター無料 |
契約後 | ・ルーター無料交換 ・ご満足保証 |
なし |
→どうみても、ブロードワイマックスの方がお得ですね。
hi-ho WiMAXのキャンペーンまとめ
hi-ho WiMAXのキャンペーンについてまとめると以下の3つとなります。
- キャッシュバックで返ってくる金額が5千円と少ない
- キャッシュバックの手続きが難しく、受け取れないリスクが高い
- 対象機種が限定されており、最新機種では月500円の値引きのみ
hi-ho WiMAXは他社を大きく引き離すようなキャンペーンや割引を行っておらず、WiMAXに力を入れていないのは明らかです。
ブロードワイマックスでは月額料金も安く、契約後に利用できる特典も様々なものが用意されています。
WiMAXをお得に、そして安心して使い続けたい方には、ルーター交換を心配をしなくてもいいブロードワイマックスをおすすめします。